河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <ckopuv$d2i$1@news01.point.ne.jp>, "tetsutaro" <tetsutaro_zzz@yahoo.co.jp> writes
> で、「検査費用の無駄だから止めちまえ」が
> 現在の方針です。
> 何かが変です。

無駄なものやるの好きなの? それが「お祈り」みたいなものである
ことは承知なんですよね。そして、単に「国内生産者保護」の意味
しかないこともわかっているわけだよね。

そして、その保護されている国内生産者が、B91年からSE情報を無
視し、この状態をひき起こしながら、責任を追求されるどころか、
「損害」を補償されているわけだ。本当の被害者は、消費者であり
小売り業者であり、料理店でしょ? 

> より精度の高い検査方法の確立こそ必要では
> ないでしょうか。

でも、問題は異常プリオンの蓄積なんだよね。ウィルスや細菌と違
って小量とったから大量に複製されるってわけじゃない。もし、本
当に微量の異常プリオンが問題だったら、もっと、大量に感染して
いると思う。

そういう意味でも検査の精度をあげること自体に意味はないんじゃ
ない? 

> 米国の「危険牛の76%は未検査」なんてのは
> 問題外ですが。

もっと、発生率に目を向けるべきだと思う。日本の牛の方が米国
の牛よりも異常プリオンに関しては危険です。

>  =危険部位の適正な除去

これは重要だと僕も思います。このあたりの情報公開が重要ですよ
ね。ちゃんとやっているなら、それは付加価値になるわけだし。

> 3.防御
>  =感染源の確実な遮断
> これが一番重要でしょう。

といっても、肉骨粉の禁止以外に特に方法があるわけでもないです。

BSE は、ちょっと騒ぎすぎ。はっきり非科学的だと思う。そして、
国内業者保護の理由に政治的に利用されているし...

その一方で、危険部位の除去みたいなところは、やっぱり情報が隠
されている。それは、業者のコストを増大させるからなんだよな。
安全より利益を優先させる生産者には、もっとペナルティを課すべ
きです。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科