河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <800c7853.0410010353.ad7d669@posting.google.com>, eurms@apionet.or.jp (M_SHIRAISHI) writes
> > 公理化されたって話が20年前くらいにあったと思うけど..
> まぁ、公理系はフォン・ノイマンのものが、一応、できてるんだよな。

そこまで遡ると50年前ですね。

> その公理系を「どう解釈すべきか?」の問題が、一向に、決着していない!

そういう意味での解釈だったら、量子力学の方程式の解から計算さ
れる確率が、解釈すべきものですよね。それ以外は、解釈する必要
はないです。

幾何学の問題を解くときに、補助線が実在しなければ、解いてはな
らないってことはないでしょ? 波動関数とかは見えない補助線みた
いなものであって、物理的実在ではないってことでいいんじゃない
の? そうじゃなくて、波動関数が実在じゃないと嫌ですか?

(が、物理学者は波動関数は実在だ、あるいは、ベクトルポテンシ
ャルは実在だとかいうわけだけど.... あるいは、前者と後者は違
うかな...) 

仮想粒子が光速を越えるとか、まぁ、量子力学には変なことはたく
さんあるけど、実際に観測される事象の確率には、変なところはあ
りません。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科