河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <apy%c.97$RI2.66@news1.dion.ne.jp>, "ITAHASHI Kunio" <kunitahashi@h2.dion.ne.jp> writes
> それこそ、おっしゃるような論理で行くと、河野さんは論理学の
> 大切さに気づく前にもすでに立派なコンピュータの専門家だった
> のではないですか。

いや、それがさ....

大学1,2年の頃は、アセンブラとかプログラム電卓で、この頃は科
学哲学が面白くて哲学も勉強してました。僕は大学は化学だったの
だけど、大学3年あたりから自作コンピュータとかマイクロマウス
にはまってました。

で、リアルタイム・プログラムとかDual CPUとかを自分勝手にプロ
グラムしてはまっていた。排他制御がロックなしにはできないとか、
フェアな排他制御とか自分では気づかないものなんだよね。

この頃、前原先生ってのが大学にいて論理学も少しかじったんだけ
ど、その頃は、それほど重要だとは思ってなかった。というよりは、
別物だと思ってました。

なんだけど、大学院にいって情報工学を勉強したら、そこで研究して
いたのは時相論理とかいう代物で、結局、述語論理と命題論理を最初
から勉強する羽目に... 当時、ロジックプログラミングとかいうのが
流行っていたってのもあったんだけど。ロジックプログラミングと
プログラミングは違うんだとか思っていた時期もあったかも知れない。

> 「論理学から学ぶ」という方法論が問題なのではないか、と
> 思います。行きつくところはひとつという考え方かとは思いま
> すが。

もっと早く「プログラミング = 論理」ってのを知っていれば、3年
生の時に自己流プログラミングではまることはなかったと思う。逐
次型だと割りと自己流で、なんとかなるんですが、並列とかネット
ワークが入ると、だめですね。

と言うわけなので、「論理学やらんとだめ」ってのは自分の反省も
入ってます。でも、あんまりコンピュータと論理を結びつけた良い
本がないんだけど... Manna の Mathmatical Logic は手にはいら
んだろうし、ちょっと古いし。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科