喫煙という行為が抱える様々な問題を、ある側面から
 切り取る事で「格好いい」に摩り替えるCMにみごとに
 嵌められてしまっているようですね。

"MARUYAMA Masayuki" <toy@ops.dti.ne.jp> wrote in message
news:c3pvfr$7kf$1@newsl.dti.ne.jp...
> >  煙草のせいにして結婚式場で席を外す新婦の父とか、
> >  なんか、かっこいい煙草の吸い方→そういう喫煙は
> >  かっこいいにすり替えようとしているみたい。
>
>   いいじゃないですか。格好いい。

 喫煙者の独善的で主観的な「格好いい」がいかに迷惑を
 撒き散らしてきたのかわからないわけでもないでしょうに。

>   逆に言えば、ところ構わず喫煙するのは格好悪いんですよ。
>   あくまで吸い方の問題です。

 どう吸おうと、格好良くなんかありません。
 現在では喫煙という行為自体が害悪です。
 喫煙という行為が抱える問題は、禁煙場所における間接喫煙や
 他人の持ち物や子供に与える危害だけではありません。
 健康保険に与える影響など、喫煙行為自体が持つ問題は
 なんら「格好いい吸い方」では解決しません。
 もちろん、前者のような問題を啓蒙する事は重要ですが、そういう
 啓蒙CMに「格好いい喫煙」を推奨する事をまぎれ込ませるのは
 JTが見つけた抜け道なのか、一連のCMを通じて喫煙人口の
 増大を狙っての巧妙な罠なのか?
 そう考えると、流す順序が巧妙ですね。問題点を突くCMを
 流したあと、それをカモフラージュするものを流しだす。
 既にそれに乗せられている人たちが、ここにもいっぱい。

 少なくとも格好いい喫煙にも問題は多いわけですから、
 どんな形であろうと喫煙の美化は問題ありです。
 喫煙をポジティブに捉える表現は、放送コードで禁止して
 欲しいくらいです。
# 煙草の唯一のメリットは、喫煙犯罪者がDNA検査で捕まる
# 事くらいでは?