解散総選挙には二通りあります。

内閣が、解散、総辞職で、「トータル的に政策」を広く広く訴えて国民の審判を仰ぐものと、
もうひとつは、
権力者が、国民投票だといって、「ある政策」が議会に反対されたので、
議会を無力化するために解散し、それで勝てば信任されたという解散総選挙です。

後者は、あきらかに解散総選挙の趣旨に反します。
解散総選挙は、単一の政策のいわゆる国民投票ではなく、トータル的にあらゆる政策を
訴えて国民の判断を仰ぐものです。

それに引き換え、国民投票は単一の政策判断を国民に問うものです。

国民投票で、議会を解散する手法をとれば、
議会は無力化し独裁者に占領される危険がぐっと高まります。
小泉はこれを狙っているのであり、小泉+公明党は恐るべき独裁政治なのです。

古来より、このような議会解散は常に独裁者の手法でした。
ヒットラーもド・ゴールもそうでしたね。こうして独裁者は独裁を高めていくのです。