◆16:00 午後の御茶会

可憐 「みなさ〜ん、戦力分析が出来てきたそうです。」

 そう言いながら、可憐がプリントアウト片手にラウンジへ小走り
に駆け込んできた。今は遅めの御茶会の最中。うさぎ、いやセレニ
ティの癒しが功を奏して何とか立ち直った花穂だったが、そのまま
即座に守備に着かせるのはいかにも可哀想と全軍の意見が一致し、
遅めの御茶会と相成っていた。花穂本人は直ぐにでも続行可能と主
張したのだが、今度は両軍総ががりでそれを止めたのだった。

レイ 「えっ、昨日の今日でしょ? 凄く早いのね。」
鞠絵 「と言うか、元記事の投稿が24時直前、それで此方のNews
    サーバーに到着したのが7時半、ですか。」
美奈子「書き手の怠慢を一身に被ってしまったのね。」

 すいません、緊急の肉体労働(引越し手伝い)が発生しましたので…

白雪 「理由になってませんですぅ。」
春歌 「そうですわ。白雪ちゃんだって引越し早々に皆様へ食事の
    御用意をされていたのですから。」

 すみませんごめんなさいゆるしてくださいm(__)mm(__)mm(__)m。

美奈子「ま、わかりゃいーのよ、わかりゃ。」
せつな「それで、どんな具合なのですか私たちは?」
可憐 「あ、何でもこんな具合だそうです。」

 可憐が手にしたプリントアウトを皆に配る。どうやらコピー仕立
てらしくほかほかと暖かいドキュメントにティーカップ片手で見入
る一同。口々に反省と賞賛と突っ込みとボケの応酬が上がる。

> ここまでの記録

うさぎ「デマンドと戦った時が一番きつかったなぁ。」
レイ 「そんなところからの記録じゃないわよっ!」

> [遊投] 美奈子 三振  …  三振  …   …

美奈子「えー、全然駄目駄目じゃん、あたし。」
花穂 「でも美奈子さん、今はピッチャーで大活躍ですから。」

> [中一遊]レイ  三振  …   …  三振  …

レイ 「うそ・・・これはちょっちマズいわね・・・。」
うさぎ「あーレイちゃん、それ、あたしの台詞。」

> [投右三]まこと 三振  …   …  本塁1 …

まこと「一発は打ててるから、まぁいっか。」
鈴凛 「メカちゃんの球を跳ね返せるなんて戦艦並みですよ。」

> [一投右]はるか  …  三振  …  三振  …
> [三捕二]みちる  …  三振  …  三振  …
> [捕三中]せつな  …  三振  …  三振  …

はるか「これは・・・」
みちる「まずいなんてもんじゃないわね。」
せつな「どうしてこうなったんでしょう?」
はるか「やっぱり決めポーズに問題があるんだ、うむ。」
せつな「今度はバットを持つように努力しましょう。」
みちる「だからその考えが根本的に間違っている事に何故気付かん!」

> [二捕] 亜美   …   …  三振  …  三振

亜美 「あぁあ。記録上はこうなっちゃうのね。」
ほたる「でも私は、亜美さんの御蔭で」

> [左]  ほたる  …   …  本塁1 …  三振

ほたる「このホームランが打てたんですから。有難う御座います。」
衛  「あの『光の刃』には太刀打ちできなかったなぁ。」

> [右中一]うさぎ  …   …  三振  …  三ゴ

うさぎ「おー、わたし打ってるんだ。どっかの三振の山な人達とは
    大違いじゃない、かんらからから。」

 どかばきがすごすどごす

可憐 「あぁああ、うさぎさん! だだだ大丈夫ですか?」
美奈子「あー可憐ちゃん、ほっといていーからいーから。」
レイ 「自業自得って奴よ。そのまま寝かせといて、静かだし。」
咲耶 (やっぱりセーラー戦士の皆さんって、怖いかも・・・)(^^;)

> [中]  衛   遊安  …  三振  …  三振

衛  「う〜ん、最初の一発だけかぁ。」
せつな「目の前で変形させられた時は、かなり吃驚したけど」(^^;)

> [二]  可憐  三振  …  右安  …   …

はるか「驚いたといえば、このヒットも凄かったな。音だけで打つなんて」
可憐 「そんな、偶々です。」(*^^*)

>  二   雛子   …   …   …   …   …

雛子 「あー、ひなの成績がなーい。ねぇどしてどして?」
亜美 「考えてみれば、この子も要注意ね。調べておかないと。
    対魔法戦の装備、あったかなぁ・・・。」

> [一投] 千影  中安  …  遊ゴ  …   …

千影 「ふむ…、私も1ヒットのみか…。ではいよいよ、アレを…」
レイ 「ま、まだ何かあるの千影ちゃん?」
千影 (ニヤリ)

> [三]  咲耶  三振  …  遊飛  …   …

咲耶 「遊飛? だから私、いつ打ったっけ・・・?」
爺や5「申告が無い場合は、カウントの撤回はありませんので。」

> [遊左] 春歌  左二2 …   …  右飛  …

春歌 「ふ〜ん、結構打ってますのね、わたくし。」
美奈子「4回裏のは『撃った』だったけどね。」(^^;)

> [投]  鈴凛  三振  …   …   …   …

鈴凛 「あ、そーか。私まだ1打席しか出てないんだったっけ。」
みちる「それは勿体無いわね。交代、自由にしましょうよ。」
はるか「ん?あぁ別に問題ないだろう?所詮、草野球なんだから。」
書き手「ほっ」
一同 「・・・あんた誰?」

>  打遊  鞠絵   …   …   …  三振  …

鞠絵 「あーあ。結局私、打てなかったんですね。」
せつな「球は見事に衛星軌道に乗りましたけどね。」(^^;)

> [捕]  四葉   …  死球  …  三振  …

まこと「ごめん!四葉ちゃん!」 がばっ
四葉 「きゃっ。まことさん、だから苦しいデス。息が出来ませン」

> [右]  歌穂   …  三振  …   …  三振

美奈子「ほんとごめんなさい、花穂ちゃん・・・」
花穂 「え? いぇとんでもない! 気にしないで下さい。それに…」
レイ 「それに?」
花穂 (くす)(^.^)

> [左一] 白雪   …  三振  …   …  三振

白雪 「そうです、花穂ちゃんの言う通りです。私も…」(くす)

> 投手成績

うさぎ「クインベリルのエネルギーショットは、」
レイ 「だからアンタは黙ってなさい!恥ずかしいから。」

> まこと 投球回10/3 被安打3 自責点2 三振3 与四死球1 投球数13

まこと「ホントごめん!四葉ちゃん!」 がばっ
四葉 「きゃっ。まことさん、だから息が出来ませんデスぅ。」

> はるか 投球回2  被安打1 自責点1 三振5 与四死球0 投球数15

はるか「むむ、納得いかんぞ。この自責点って何だ?」
みちる「文字通り、自分の責任の点よ。ったく・・・」
はるか「なんだい、みちる。妬いてるのかい?」

 どかばきっ

> 美奈子 投球回2  被安打0 自責点0 三振5 与四死球0 投球数15

美奈子「まー、あれね。つまり今の所、私が一番成績が良いって事ね。
    他の凡才ピッチャーとは違うって事ね、かんらからから。」

 どかばきどががすどごす   ぴよぴよぴよ・・・

はるか「構わんぞ、雛子ちゃん。思いっきり打ってやれ。私の前に
    転がってきたら、蹴っ飛ばしてスタンドに入れてやるから。」
まこと「いいかぃ、千影ちゃん咲耶ちゃん。美奈子ちゃんは右肩で
    リズムを取るクセがあるから、それが止まったタイミング
    でバットを振れば、ジャストミートだからね。」

> 鈴凛  投球回4  被安打2 自責点2 三振13 与四死球0 投球数33

鈴凛 「う〜ん、でも2点も入れられちゃったんだなぁ。」
うさぎ「・・・あれ?美奈子ちゃんはるかさんまこちゃん、何だか
    静かだね? どーしたの?」
レイ 「そっとしておいてやりなさい、うさぎ・・・」

> 千影  投球回1  被安打0 自責点0 三振2 与四死球0 投球数7

千影 「ふむ…。」
亜美 「ね、ねぇ千影ちゃん? 何か不満そうなんだけど・・・」
千影 「いや…、まだまだ…ヌルいなと思ってな。」(ニヤリ)
亜美 (い、嫌ぁああああああ!)

> [盗]可憐1

衛  「そう! 何が凄いって、可憐お姉ちゃんが何と盗塁!」
はるか「まさか僕の目の前で落とされるとは思っていなかったな。」
みちる「アンタのせいでしょ、アンタの! ほら、」

> [暴]セ1(はるか)

みちる「この通り! ちっとは反省しなさい反省!」
はるか「みちる・・・反省だけなら、サルでも出来るんだ。」(ニヤリ)
みちる(・・・まだ魔球のネタがあるみたいね。)(;_;)

> [前半戦総評]
>
> 5回終了時点で2-3とシスプリチームのリードであるが、事前の下馬評ではセー
> ラーチームの力押しでの勝利が予想されていただけにシスプリチーム側の健闘
> には目を見張るものがある。その要因の1つとして作戦の巧拙が挙げられるだ
> ろう。シスプリチーム側に憑依システムを認めさせられたことで攻撃の幅が広
> がった。1回裏の2点は明らかに相手チームの動揺を突いたものであり、この2点
> が意外に重くのしかかっていると言っていいだろう。打順が一回りした3回以降
> はヒットらしいヒットが1本しか出ていないことから考えると動揺は既に収まっ
> ており、本質的に強い人物が憑依しない限りにおいてシスプリチーム側から動く
> ことは無いと思われる。対してセーラーチーム側であるが、鈴凛に12個の三振を
> 喫していることから見ればやはり打撃陣の弱さが露呈している。特に中軸が揃っ
> て三振ばかりでは繋がりもなく、得点が全て本塁打によるものであり、散発2安
> 打では如何ともし難い。投手陣ではやはり鈴凛のピッチングが目立つ。4イニン
> グを投げて12奪三振とアウトを全て三振で奪う快投を見せた。4イニングで志願
> の降板となったが、あのまま完投していればという思いは強い。

レイ 「こ、これは・・・」
せつな「実に的確で、ぐぅの音も出ませんね。」
千影 「『本質的に強い』か…ならば…」
亜美 「は、は、はやいところ調べておかなきゃ!」
咲耶 「やっぱり鈴凛ちゃん、もう一度投げない?」
鈴凛 「ダメですよ。私ばっかりが投げていたら、」
   「?」
鈴凛 「・・・勝負にならないじゃないですか。」(^o^)

 ・・・・・・・・・・・・・・

ほたる「皆さん、ホントにぐうの音も出なくなっちゃいましたね。」