どうも日本人は核に対して異常な程のアレルギ−反応を起こし易い。
 核開発と核兵器開発とは異なるし、自分達の使っている電気も核で有る事を忘れている様子だ。
 
 ドイツなどは原子炉の廃止を行っているが、この事は核の平和利用であっても廃棄物処理、事故時の対応が不確実との認識の様子だ。
其れは其れとして一つの見識であり、チェルノブイリの影響を受けた地域での考え方として尊重する。 
 日本の電気は原子炉が無ければ最早成り立たない、世界有数の保有国となっている。 


 核開発即核兵器と短絡的に考えるのは疑問だ。よしんば核兵器の開発であっても、実際に使用する場面は非常に限定される。
 北朝鮮の核実験で騒いでも、北が核攻撃したい国は日本だろうが運搬手段が無く、まさか船で運んで来る事はないだろう。
 (やりかねないが・・・)
 
 産油国の地下資源には限りがあり、将来の為に核開発を制限する理由は無い。

 若し、核兵器が本当に有効な兵器であるならば、既にイラクで米国が使用しているだろう。
 保有しても使用場面が非常に限定されるのが、核兵器であるのは核保有国自体が最も良く知っている。
 核抑止力は単なる言葉の遊びに過ぎない。むしろ化学兵器の方が遥かに怖い。