プロジェクト短信をはじめたのは、長期戦を覚悟したから。
古いCD-ROMがなかなか出てこなかったりするんじゃないかと
思ったんです。しかし、あろうことか、問い合わせの記事を
出した翌日には、太田尚志さんの手で公開されてました。

まあその分、これから先に手間取るのかも。


現在のancient fjアーカイブが元にしているのは、RWCPの
GalaxyプロジェクトがWebにおいていたものです。ただ、
公開されていたものを完全にはとりきれておらず、いつか
補充がしたいと考えていました。

Galaxyは古い記事を自前で集めたわけではなく、どうやら
WIDEが1991年に編纂したCD-ROMを元にしていたらしいです。
これがわかったのは、今年に入ってからのことです。
エージェントの働きでGalaxyの中枢の方に連絡がつき、
教えていただきました。同時に、当時のGalaxyのバックアップは
1年ほど前に全て廃棄されたという事実も知りました。

組織変更等を境にデータが失われていくのではという不安が
あったのですが、当たってしまいました。加えて、個人情報
保護の観点から不必要なデータは積極的に消去するという潮流も
影響したようです。


永く歴史記録を残す場合、メディアにデータを保存して倉庫に
保管すればよいというわけでなく、積極的な保存活動や
掘り起こしがあるべきだという感覚を得ました。

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渡邊克宏 http://katsu.watanabe.name