政論は正論にあらず。
 正論が通らないのが政界。
 為政者の都合に拠って解釈が異なるのが教義。
 立場が替われば、同じ人物でも逆の解釈をする。
 此処は日本国、世界で最も言論統制の緩やかな国。
 自由であって然るべき。最も自己の投稿への責任は負うべきだが。
 そもそも、正論とは解説者の予想の様なもの。背景、経過を説明するもの。
 予測投稿は面白く読ませて貰っている。

 米軍再編に伴う配備変更について、岩国市の基地から2000mの地点に居住している人の談。
 戦闘機の音で寝られない事は無い。やかましいのはJRと二号線のトラックの方がやかましい。
 我が家は時折真上を飛ぶのでテレビの音が聞こえない、電話の会話が中断する。
 でも、現状では周辺に存在する工業の能力、専門能力等から配備出来る処は限定される事を理解している。 本当は小牧の方が良いかも知れないが、広島でF2やB777の主翼、下関で7X7の主翼、IHIでJTエンジン開発を行っている。
 この地域は古くから重厚長大型の産業や、化学製品産業の集積地であり、江田島とは直線で20Km程度、米軍秋月弾薬庫からも20Km以内である。
 客観的に見て今更他に新たな土地と、支援可能な工業を育成する事は不可能。何十年も必要となる。
 基地の沖出し(事実上第二滑走路)は機能拡張の為に行われる工事である。当然民間機の定期便を認める様に地元では要求している。 米軍チャ−タ−の民間機は定期的に飛来しており、自衛隊の定期便YS11も飛んでいる。
 難を言えば、アフタ−バ−ナ−を吹かさず、小牧の様に静かに離陸すれば良い。 着艦訓練は毎日では無いので、必ずしも許容出来ない苦痛とは思えない。むしろJR貨物を止めてほしい。貨物が通ると家が揺れる。それも深夜の1時間を除く毎日だし、残りの1時間保線作業をすれば耳の聞こえない人も起きて家の外に出ている。                      
 個人的には苦痛を分散するのであれば、JRを地下にする方が先と思う。
 岩国市長や、近隣市が反対するのは、単に条件闘争とポ−ズにしか写らない。 反対する姿勢に実感がこもっていない。
 本当に反対ならば、基地拡張の時に反対すべきで、拡張工事は活性化に繋がると協力し、地元の業者が作業に従事出来る様に嘆願し、今反対するのは、それこそ道義に反する。その様な姿勢が談合を許していると思う。