自衛隊制服組トップの栗栖が2000年に、自衛隊は国民の生命を財産をまもるのではない、天皇制と国の平和をまもると書いている件
自衛隊制服組トップの栗栖が2000年に、自衛隊は国民の生命を財産をまも
るのではない、天皇制と国の平和をまもると書いている件
「日本国防軍を創設せよ:2000年に小学館文庫から出た本。その本の78
ページ
栗栖弘臣(1970年代に自衛隊の幕僚会議の議長)「今でも自衛隊は国民の
生命、財産を守るものだと誤解」
このような軍は、国民の軍ではない。これでも改憲する?
www.stop-yuji.jp/seimei/070419.htm
法学館伊藤塾塾長・法学館研究所所長 伊藤 真氏のお話
「自衛隊トップの本音
1冊は、「日本国防軍を創設せよ」という2000年に小学館文庫から出た本
です。書かれた方は栗栖弘臣さんで、1970年代に自衛隊の幕僚会議の議長
だった方です。制服組のトップだった方が退官されてから書かれた本です。
その本の78ページに、「今でも自衛隊は国民の生命、財産を守るものだと
誤解している人が多い。政治家やマスコミも、往々にこの言葉を使う。しか
し、国民の生命、身体、財産を守るのは警察の使命であって、武装集団たる自
衛隊の任務ではない。自衛隊は、国の独立と平和を守るのである。この場合の
国とは、我が国の歴史、伝統に基づく固有の文化、長い年月の間に醸成された
天皇制を中心とする一体感を共有する民族、家族意識であり、決して個々の国
民を意味しない。」と書かれています。これは本当にいい本ですね。やっぱり
自衛隊のトップの人は違うなと思います。本質をちゃんと突いて、嘘つきませ
ん。
もう一冊は「常識としての軍事学」という中公新書ラクレで、潮匡人さんと
いう方が書かれたものです。東大生も教わらない世界標準を知ろうなんて帯に
書いてあったので、ついつい買ってしまいました。私は、軍隊反対という立場
ですが、それでも常識ぐらい持っておきたいと思って、勉強のためもあって買
い求めました。勉強になる事もいろいろ書いてありました。188ページに、
先ほどの来栖さんの本と同じ趣旨のことが書いてあります。先ほどは自衛隊で
したが、今度は軍隊についてです。「軍隊は何を守るのかと言いかえるなら
ば、その答えは、国民の生命、財産ではありません。それらを守るのは警察や
消防の仕事であって、軍隊の本来の任務ではないのです。ならば、軍隊が守る
ものとは何か。それは国家の至上価値、国体、伝統文化と言い直した方がよい
でしょう」と。
私が言っているのではなくて、軍事評論家が世界の常識だと言っているのです。
すごくありがたい本ですね。ですから、攻められたときにどうするのだ、守っ
てもらわないと怖いじゃないかという人たちには、この2冊の本を勧めていま
す。
最初で誤解して、ボタンのかけ違いがあると悲劇です。自分を守ってくれるは
ずだと思って憲法改正賛成、軍隊賛成と投票したが、投票した後になって、何
だ軍隊は自分たちを守ってくれないじゃないか、自分たちを戦車でひき殺し
て、皇居の方に行ってしまい、そこだけ守っているのはひどいではないかと、
文句を言ってもしようがないのです。だから言ったでしょう、これが世界の常
識ですよと言われるのがオチです。」
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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