yagshi@ohshe.bs.teu.ac.jp (KOBAYASHI Hiroyuki) writes:

> >> パソコンが2台
> >> 長所
> >>  全然別の作業を、効率よく処理できる。

最大の長所は、二人で同時に使えるってことでしょうね。

異なる OS を動かすとかは、
仮想マシンのソフトウェアを使うなどして、
原理的には 1 台で実現できます。

逆に 1 台のマシンを二人で同時にというと、難しいですよね。
(端末を用意してとかいう話になると、それで「1 台」なのかという疑問が……)


> リモートログインして…みないな使い方でなく、ふつうに2台だと、

> 短所
>   - キーボード/マウスの切り替えが必要(KVMスイッチのショートカット操作の
>     類で回避可。でも面倒臭い?)

VNC を使えば、Windows, MacOS, UNIX (X Window System) で
キーボードとマウスの共有ができますよ。

VNC 等のリモートデスクトップ機能は遅いってイメージがありますが、

通常の vnc クライアントではなく、
リモートのデスクトップをローカルのウィンドウに表示しない
x2vnc とか win2vnc とかのクライアントを使うと、
1 セットのキーボード・マウスで隣のコンピュータの画面を見ながら
隣のコンピュータを操作できるので、死ぬ程便利です。


具体的には、

,--------.        ,--------.        ,--------.
|display1|        |display0|        |display2|
|        |        |        |        |        |
`--------'        `--------'        `--------'
,--------.        ,--------.        ,--------.
| MacOS  |        |FreeBSD |        |Windows |
`--------'        `--------'        `--------'
                 [K/B][MOUSE]

まあ↑こんな感じで Windows と FreeBSD マシンを並べて、
キーボード・マウスは FreeBSD につながっているとします。
(まあ真ん中が Windows でもいいんですけど)

FreeBSD で、マウスポインタをつつつーと移動して画面の右端を越えると、
ポインタが右隣の Windows の画面(display2)に現れ(!!)
FreeBSD のキーボードとマウスで、WinPC2 を操作できるようになるのです。

そんでポインタを display2 から display0 の方にツツーと移動すると、
ポインタが display2 から消えると同時に display0 に現れ、
FreeBSD を操作できるようになります。

で今度はマウスを左の方に移動していくと、
やはりポインタが display0 から display1 に移動し、
FreeBSD のキーボードとマウスで、MacOS を操作できるようになります。

それぞれのマシン間で、テキストのコピー・ペーストもできます。

初めて使ったときは、魔法かと思いました。
ほんとむっちゃくちゃ便利。今ではこれ無しの生活は考えられません。



上下左右、最大 4 台までのリモートデスクトップを制御できます。

ただしFreeBSD で仮想デスクトップを使っている場合は
うまく動かないかもしれません。
また、隣の隣のマシンは制御できません。


それぞれ制御されるマシンには VNC サーバを動かしておきます。

X から他のマシンを制御する場合は、x2vnc を使います。
Windows から他のマシンを制御する場合は win2vnc を使います。
MacOS 用のこの手のクライアントがあるかどうかは知りません。

なお X から X を制御するには、VNC ではなく x2x を使うのがよさげです。


神田敏広