神戸です。

On Wed, 23 Feb 2005 23:58:42 +0900, wacky <wacky@all.at> wrote:
> 神戸隆行さんの<opsmnkzmpge5o5lm@news.media.kyoto-u.ac.jp>から
>>>> ・不文律は守らない奴が増えると自動的に無効
>>> これは言ったし、正しいと思いますよ。
>> 不文法でも成文法でも法の規定を支えるのは根拠となる知識である。
> 知識?
> 別に知識は構いませんが事実・現実を無視した知識は無意味でしょう。

「正しいと合意された」知識です。
先に書いた不文律に関する記事には書いてあります。

#その記事にコメントされていたのでお読みになってる筈だと思いますが、
#不文律について考えるのに重要な枠組みについて書いたのに
#何もその部分にはコメントがなかったので不思議だとは思っていましたが、
#もしかして読み飛ばされましたか?

> 成文法には「成文となった事実」があり、
> 不文律には「遵守されているという事実」があるわけです。
> つまり、知識以前にそこには事実があるわけです。
> 違いますか?

ちゃんと不文律に関する前の記事読んでいただいてますでしょうか?
不文律を支える知識とは遵守されているいないという表面的な統計的知識ではなく
その不文律を支える根拠となる合意された知識だと言っているんです。
それを書き換えるだけの説得力のある新しい知識はまだ合意されていないという話です。
その状態で勝手に守らないのは単なる慢性的な違反状態というだけです。

取り締まられなければ認められているというのも勝手な思い込みに過ぎません。

他の記事で事の是非の判定とそれに対する対策は別問題と書きましたが、
それはここでも成り立ちます。
違反を取り締まるのには人的資源が必要です。
(特にfjの運営はボランティアですから余計に人手がありません。)
あまりに違反が多いと間に合わなくなるのは仕方がないことですが、
それでも別に認められたわけではないです。
認めるという合意が成るまでに成された違反はあくまで違反のままです。

新たな決まりを作る際に違反が多いという事実を新たな知識として
参考にすることはできますが、
その新たな決まりで認められるまで違反は依然として違反です。
単に違反者数が多いからズルズルと違反でなくなるというのとは違うのです。

>> 実名を支持する根拠は「発信した情報の責任の所在を明確にするシンプルな方法だから」です。
> であれば、明確にされた「責任の所在」に対して「責任を問う」ことまで肯定
> しないわけには行きますまい。それは、取りも直さず「神戸氏の所属組織に
> 責任を問うた山葉氏の行為」を肯定することに他ならないでしょう。

発言者にメールするでもなく、ニュース上で反論するでもなく
その組織のwebmaster(ウェブ・サーバの管理責任者に)
社員の解雇と謝罪をを要求し、要求に従わない場合は週刊誌にネタを…
ってメールをずーっと無視されても毎日1-2通、何週間も送り続ける

ってのが?「発信した情報の責任」を問うことなの?

発言者の所属組織に…はfjの規則に反するし、それを見過ごすにしても
脅迫は刑法に反するんですが?
#脅迫された当の富士通が届けを出さなかったので立件はされていませんが。

第一、発信した情報の責任(fjのキマリなんで当然fjとその利用者に対する)とは
情報の内容の評価から発信者の情報源としての信頼性などが評価されるという事実を
受け入れることです。
記事の内容を気に入らなかったという場合、
読んだ人が「コイツは気に入らない投稿者」と評価する行為は容認します。
#評価内容が公にされた場合に評価内容に反論することはあり得る。
#でも評価するなという主張はしない。
しかし、気に入らないからやめさせろと所属組織に苦情を入れられるなんてのは含みません。

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