神戸です。

On Wed, 8 Sep 2004 05:27:21 GMT, <kuno@gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp> wrote:
> 久野です。
> そうかなあ。いやもちろん、プログラミングに必要とされるような
> 「基本な部分」についていえば「素朴に論理的に考える」のと「論理学
> として定式化されたもの」は近い、というのはいいですよ。でも論理学
> を学ぶっていうともっと色々プラスアルファをやらされるんじゃないの
> かなあ。それは別になくたってと思うわけで。

取りあえず何らか一つの言語でプログラムをとにかく書けるだけ。
というLvに達するのには確かに必須ではない気がします。
別に小学生が形式的な公理の扱いを知らなくても
例題と計算訓練で算数ができるようになるようなもので。
ですけれどもが:

・標準形と情報交換・蓄積
 
 ある種の標準形としての価値はどうでしょうか。
 特定の言語への依存度の低い論理的思考の表記・伝達手段として。
 「言語としての数学」って感じの話です。
 コミュニケーションの能力の一部と考えるわけです。

・証明済みの思考パターンとしての定理

 証明済みの定理群を式の変形規則として利用できる。
 というのはプログラミングでライブラリを利用するようなもので
 便利だと思うのですが。

・抽象化

 一つ目のプログラミング言語はいいんですが、
 マルチ・リンガルなヒトになろうとすると
 抽象度を上げて整理したくなったりしませんでしょうか?
 その時の道具には論理学、集合論…と言った形式的体系の素養が役立つ
 ・・・というかソレなしでやると自分用のソレを開発するハメに…。

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