Path: ccsf.homeunix.org!ccsf.homeunix.org!news1.wakwak.com!nf1.xephion.ne.jp!onion.ish.org!news.daionet.gr.jp!news.yamada.gr.jp!newsfeed.media.kyoto-u.ac.jp!newsfeed.mesh.ad.jp!jpix!news0.dion.ne.jp!feed1.dion.ne.jp!news3.dion.ne.jp!53ab2750!not-for-mail Newsgroups: fj.sci.math Subject: Re: =?ISO-2022-JP?B?GyRCRlokTj8sSHgkTiFWO00/J0xkQmohVxsoQg==?= From: iwat@r7.dion.ne.jp (iwat) Organization: Dion X-Newsreader: WinVN 0.99.7J PL01 (16bit) References: <800c7853.0406090639.5decbd28@posting.google.com> <800c7853.0407130634.58941aeb@posting.google.com> <800c7853.0407201431.5919c64d@posting.google.com> <8vuLc.7$Dn3.1@news3.dion.ne.jp> <800c7853.0407250501.193798aa@posting.google.com> <800c7853.0407281148.35d99e93@posting.google.com> <800c7853.0407292001.1c011e3c@posting.google.com> <800c7853.0407300902.34bd47b8@posting.google.com> MIME-Version: 1.0 Content-Type: Text/Plain; charset=ISO-2022-JP Lines: 44 Message-ID: Date: Sun, 01 Aug 2004 14:32:51 GMT NNTP-Posting-Host: 222.12.17.48 X-Trace: news3.dion.ne.jp 1091370771 222.12.17.48 (Sun, 01 Aug 2004 23:32:51 JST) NNTP-Posting-Date: Sun, 01 Aug 2004 23:32:51 JST Xref: ccsf.homeunix.org fj.sci.math:1327 In article <800c7853.0407300902.34bd47b8@posting.google.com>, >[III区にはを塗る]という前提(P)だったのに、 >[III区にはが塗れない]という帰結(Q)が導かれた >のだから、前提:P と 帰結:Q とが矛盾してるんだよ。 貴重な回答ありがとうございます。 では、次のような定理の証明は正しいでしょうか。 それともどこか間違っているでしょうか。 定理「領域に区がいくつあろうとも、どの2つの区を選んでも異なる色となるよう 塗り分けるには、4色で充分である。」 証明 領域は1,2,3,...と番号がふられているものとする。 また、塗るべき4色を<1>,<2>,<3>,<4>とする。 領域の全域を塗り分ける際に、1,2,3,4に塗る色は、それぞれ、<1>,<2>,<3>,<4> に固定してよいことは明らかであるので、その様にすることにし、それぞれの区 の絶対色と呼ぶことにする。 今、領域がr個の区から成る場合には、これら4色で充分であるにも拘わらず、 (r+1)個の区から成る場合には4色では不充分で、第五番目の色が必要であると 仮定してみよう。 ここで、1区と2区の境界を取り払って新しい領域を作ると、区の数はr個となる ので、全域が<1>,<2>,<3>,<4>の4色で塗り分けられる筈である。 そうした上で、1区と2区の境界を復活させると、そのどちらかには第五番目の色 が塗られねばならぬことになる。 しかるにこれは、1区の絶対色が<1>、2区の絶対色が<2>であることに反し、不合 理である。 [註1] [1区には<1>を塗る]という前提(P)だったのに、[1区には<1>が塗れない]という 帰結(Q)が導かれるのだから、前提:Pと帰結:Qとが矛盾してるんだよ。 [註2] 第五番目の色が塗られねばならぬ区が2区の場合でも、考え方自体は易しいもの であるが、叙述が不釣合いに長くなるので省略し、読者に一任する。 従って、領域の全域を塗り分けるのに、それがr個の区から成る場合に4色で充分 ならば、(r+1)個の区から成る場合にも4色で充分である。 ところで、4個以下の区からなる領域の全域を塗り分けるのに4色で充分なことは 明らかである。 よって、帰納法により何個の区から成る場合にも、4色で塗り分け可能である。■ # それとも私の理解が不足しているのでしょうか。 --- iwat