nojimaです。

様々な方々に情報を頂きました。ありがとうございました。

収束したかなぁ?と思いましたので、以下にサマリを載せます。

Takahide Nojima <nojima@taito.co.jp> writes:

> [Q] 自分の知人の間での謎な噂で
> 
>       ・Linuxのサーバ用途にはSCSIのサーバ用PCがいい
> 
>       ・SCSIのHDDは壊れにくい
> 
>    というのがあります。自分も何故か上の内容には同意しているのですが、
> ただ科学的な根拠を問われても正直困っているありさまです。また自分で
> 比較実験等するわけにもいかず正直なんともいえません。
>    
>   通常SCSIシステムは多少でも高額製品だったりするのでこの噂は本当なのか
> を知りたいところです。何かご存じの方はいらっしゃいますでしょうか?
> 
> ネット位は調べまくったのですが、上の内容を根拠づけるような情報もみあたら
> ないので困ってます。

[A] 以下の理由により信頼性でいくとSCSI製品に今のところ軍配があがる?

  理由:

  [I]. インターフェース方式を除いたHDDそのものの信頼性

    メーカーの営業戦略により、企画段階からHDDは、

        i) サーバ用途 

            設計方針:

            ・高いMTBF,
            ・低いエラーレート、
            ・高い回転数、
            ・高品質(ファーム等)
            ・多接続

            代償:
      
             ・発熱
             ・消音
             ・記録密度
             ・コスト


         ii) 家庭用途

            設計方針:

            ・コスト
            ・発熱
            ・消音
            ・記録密度

            代償:
      
             ・MTBF
             ・低いエラーレート
             ・高回転数(発熱に直結)
             ・高品質(ファーム等)
             ・多接続

        にわけて企画される。その為、サーバ用途か家庭用途かで
       インターフェースによらないHDDそのものの信頼性に差がつく。

  [II]. インターフェース方式の向き不向き

       サーバ用途の場合、

            ・多接続ができるかとか、

            ・古い機器に繋げて普通に利用される可能も多々あるため(?)、
              常に上位互換を保つように設計・制定されているか、とか、
             (IDE/ATAみたいに504MB,1GB,2GB,4GB,8.4GB,32GB,128GBといった
               壁に次々ぶち当たるということが無い)

            ・DISCONNECT/RECONNECTが機能としてあるか、とか、

            ・ストライピングなどで上手くやると、BUSの能力分だけ速度が
              上がる可能性が残されていたりとか、

     
      の理由により、SCSIインターフェースがサーバ用途に有利な為
      SCSIインターフェースが選択される。

       一方、家庭用途にはIDEがすでにかなりの量普及してしまったため、
     家庭用にはIDE/ATAインターフェースが採択される。

  [III]. OS/インターフェースチップセットの信頼性

           ・OSのドライバの信頼性、

           ・IDE/ATA(SATA)あるいはSCSIチップセットの信頼性

      は今では同程度と思われる。

 以上[I]〜[III]を総合すると見かけ上、SCSIのHDDは壊れにくいという噂になる。

 [正しいHDDの選定の方法]

  上の[I]〜[III]の理由から、「インターフェース方式で比較するのではなく、
 本当はHDDそのものの仕様を調査して信頼性を見るべき」となる。