"Yoshihiro Tabuchi" <tabuchi@spoonsoftware.com> writes:

>  TERM=kterm-color
> 
>  にするというのは、kon.cfgとかでしょうか?或いはプログラム内のsettermか何か
> を使うと言うことなのでしょうか?
>  TERM=というので、具体的なドキュメントが見つからず、どのようにやっていいの
> かが分かりませんでした。お手数をおかけして大変申し訳ありませんが、ご教示いた
> だければありがたいです。

環境変数の TERM のことです。

  $ printenv TERM
  vt100

となってるんじゃないかなぁ、ということで、

  $ TERM=kterm-color
  $ your_program

とすればいいのかなと。

curses などは通常この TERM 環境変数から端末タイプを取得し、
termcap や terminfo といった端末データベースを参照して、この
端末は強調表示が可能かどうかとか、色を表示することができるか
どうかとかいった情報を得るわけです。

マニュアルは environ、termcap、terminfo、initscr あたりでしょ
うかね。

ちなみに、vt100 ってのは、むかーしあったVT100という有名な端
末のことなんですが、現在の xterm や kterm といった多くの端末
エミュレータと呼ばれるソフトウェアはこの端末の動作を模倣して
いるため、環境変数 TERM が vt100 になっているというのは悪い
ことではないんです。

でも、VT100 では色が表示できなかったので、termcap なんかには
「色表示できません」みたいな情報が入っているわけで、curses 
はこれを見て、ほんじゃ色を付けるためのエスケープシーケンスを
出力しても無駄だから出さないねっていう感じで処理するんだと思
います。

ということで、「色表示できます」って端末タイプをTERM環境変数
に指定することで解決するのではないかということになって、そう
いうので思い付いたのが kterm-color というものでした。

termcap の場合、/etc/termcap に Co#8 みたいなのがある端末は
色を表示できるものと思ってかまわないと思います。(厳密には違
いますが。)

もし、kterm-color がなかったらそういうやつを探してみてくださ
い。

そういや、kon.cfg とかで TERM を指定することができるかどうか
は知りません。できるようだったら私も知りたいです。

-- 
01/09 01:21頃
水戸