Hideki Kato <katoh@pop12.odn.ne.jp> writes:

> GC の必要性が高まってきた,というか,そう認識されてきたのもつい最近
> だし.#オブジェクト+マルチスレッド+弱い実時間性絡みね.

世界中のGC研究者にとってJavaはありがたい飯の種を提供してくれてると思い
ます。

> 実装メモリが少ないマシンなら,GC で停まってる時間はかなり短くできる
> から,かなりきつい処理でなければなんとかなる事も多いと思うんだけどね
> ぇ...

うーん。それは「CPUが速いからたいてい間に合う」ってのと似たようなもん
で、本当のリアルタイム制御にはそれじゃやっぱり無理ですよね。

> 昔々,UtiLisp 上のエキスパートシステム on Lisp マシン or Unix box を
> プラントの制御に実際に使った例がいくつかあるんですが,下の方はCや 
> FORTRAN で書いたプログラムを realtime task として走らせて,UtiLisp 
> とはパイプの類で通信してた様な気がする.GC の時間に関しては,,,確
> か,やはり制限がきつくて使いにくいから実時間 GC にして欲しいって要望
> は上がってきたけど,全部ではなかったと覚えています(セクションが違っ
> たので詳しい事は知らない).

うむむ。Facom αとかの話でしょうか。広告に「プラント制御」とか書いてあ
るのを見て心配になったことがあります。

> >> つらつら考えるに,,一つのアプリケーション(と言うかタスク)にはこ
> >> ちょこちょやらないといけないところとと鷹揚に構えてかまわないところが
> >> 混在してて,それを一つの言語(と言うか,runtime environment)の上で
> >> 走らせてるのが根本的な原因なんだと思う.この辺りにもう一レベル階層を
> >> 追加するというのは,実際どうなんだろう?

OSとかHPC用のライブラリとか書くならともかく、ワープロとかブラウザなら
全体的に鷹揚に構えていて良いんじゃないでしょうか。

> >> #昔からあるアイデアでは gc の対象外領域,ってのがあるけど,余り流行
> >> #らなかった...低レベル過ぎるからか?

Real-time JavaのRegionはそんな感じですね。割と低レベル。

                                前田敦司