Path: ccsf.homeunix.org!ccsf.homeunix.org!news1.wakwak.com!nf1.xephion.ne.jp!onion.ish.org!news.daionet.gr.jp!news.yamada.gr.jp!newsfeed.media.kyoto-u.ac.jp!newsfeed-east.nntpserver.com!nntpserver.com!news-out.visi.com!transit-1.news.visi.com!ash.uu.net!news.hidec.co.jp!feed2.dion.ne.jp!news0.dion.ne.jp!feed1.dion.ne.jp!news1.dion.ne.jp!53ab2750!not-for-mail From: 5470k0 User-Agent: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja-JP; rv:1.7b) Gecko/20040316 X-Accept-Language: ja, en-us, en MIME-Version: 1.0 Newsgroups: fj.sci.physics Subject: Re: =?ISO-2022-JP?B?GyRCQWpCUEAtTX1PQCRPPSRANSQ1JGwkayRZJC0kKxsoQg==?= =?ISO-2022-JP?B?IBskQiEpGyhC?= References: <800c7853.0410210501.43ec069a@posting.google.com> <3990790news.pl@rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp> In-Reply-To: <3990790news.pl@rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp> Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP Content-Transfer-Encoding: 7bit Lines: 49 Message-ID: Date: Fri, 05 Nov 2004 06:51:05 +0900 NNTP-Posting-Host: 222.12.152.45 X-Trace: news1.dion.ne.jp 1099605073 222.12.152.45 (Fri, 05 Nov 2004 06:51:13 JST) NNTP-Posting-Date: Fri, 05 Nov 2004 06:51:13 JST Organization: DION Network Xref: ccsf.homeunix.org fj.sci.physics:1077 > 河野真治 @ 琉球大学情報工学です。 拙い書き込みが先生のお目に留まりましたこと、大変うれしく存じます。 > 量子力学の基本原理は、 > 観測される事象の確率を決定する状態がある > その状態は線形和を持つ > の二つぐらいです。ここには、微分は入ってないです。 -中略- > じゃぁ、微分が入って来るのはどこでしょう? それは、観測される > 事象の持つ数学的な構造から来ます。一つは、 > > 幾何学的な要因 (時空間の持つ微分的な構造) > > であり、もう一つは、 > > 力学的な要因 (力学の持つ微分的な構造) > > です。 量子力学的実在は微分とは無関係だけれども、われわれが なじんでいるデカルト座標的な宇宙の描像に合わせるために、 微積分による表現が使われている…、というように理解し ました。 だから、「不確定性原理うんぬん」という議論は的外れで あると。 そこまでは、どうにか理解できた(もしかしたら、大きく外し ているのかもしれませんが)のですが、「時空間の持つ微分的 な構造」「力学の持つ微分的な構造」という部分が分かりませ ん。 時空間も、そこで起こる運動の様子も微分的な構造を持ってい ると、認めているように読めるのですが。つまり、量子的実在は 量子化されているのだけれど、その「入れ物」である力学的宇宙 (時空間)はそうではないということなのでしょうか。 でも、それをみとめてしまうと、ボルンの相対論批判(「相対性 理論は、無限小の長さを有限の長さで置き換える様に修正される べきであるように思われる」)は、おかしなことになってしまい ませんか。 というのも、相対性理論は時空間それ自身に関する理論である ように思えるからです。 かしこ さとこ