それにしてもよくもまあ次から次へと米国はお札をばら撒くものだ。
もう「何十億ドル緊急オペ」の報道をしてもマーケットはろくに反応していな
い。
この意味するところは重大である。

来週早々の利下げでまた株は持ち直し、そして、また下落していく。
そしてまた、緊急オペと利下げ観測のスパイラル。
ジェットコースターのように上下に触れながら海岸線に落下していくこの現状
は、ヒットラーのころのマルクに似て、重なってくる。

巨大帝国の末路というのは、それにしてもドラスチックなものだ。

日本は政府ファンドを立ち上げて一儲けする気らしいが、
青い目の専門家を雇ってやるらしいが、その青い目が、二重スパイなら・・・
だれが黄色い猿のために働くものか。
さらに、情報は政府関係者、官僚にもどんどん入る。防衛利権なんてものもか
わいいくらいにまた泥沼の金まみれ事件が深く静かに信仰することは見え見
え。

もう、政治家なんて信用ならないどころか、やればやるほど墓穴に向かう。

この状況が生み出す行き先は、ヒーローの誕生である。
そのカリスマ性と人気で、偶像がクローズアップし、初代大泉総統が誕生する
可能性が極度に大きくなっていく。
宗教政党の教祖は最後は断罪され、一気に失墜するパニックに向かうのではな
いだろうか。
大総統は、その票の行き先を網で大きく掬いとる作戦に出るのではないだろう
か。いわば定置網でもある。

政界再編は、一回では終わらない。そして国民は定置網に追い込まれていくの
か。巨大利権に巨大総統に。
戦争まで行かないことには収束しないなら、もはや日本の庶民に明日はない。
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こうした最悪のシナリオを回避するには、どうしても、国民の政治へのまっと
うな目覚めがなければならない。腐った官僚もくさった特殊法人も腐った円安
演出巨大輸出企業ももういらない。
われわれは、ガラス張りの政府に、公僕の公務員に、生存権を重視するほんと
うに民主政治をおこなう政府があれば、それで生きていける。
防衛利権の餌食になるステルスなんていらない。
最大の国防策こそは、20人学級どころか10人学級で行き届いた学力と精神を教
育された子供達である。この人間こそがステルスよりはるかに、まっとうな日
本を築いてくれる。
米百俵の精神は、今こそ、直ちに実現しなければならないはずだ。