真木子です。

夏風邪です・・・・


第44話「息子の形見 」

面影堂の前で、ファントム探しに出る晴人とすれ違った真っ赤なジャケットの
男。「あ? 今のどこかで・・・?」
店に入ってコヨミと輪島の会話を聞き、「あーっ!! 晴人だ」

今回の仕事は静音ちゃんの担当。もしかしてミサ以外では初の女性ファントム。
ソラへの報告が済んだら「後は好きにして」とさっさと去るミサ。

橋の上から川を見下ろし、笛木とコヨミのことをあれこれ考えている晴人。
「飛びこんだらいかーん!」と飛び付く妙なテンションの赤シャツ^H^H^Hジャケ
男。昔にも同じシチュエーションがあったらしい。
「熊谷先生!」


オープニングが映画バージョンに。
なんか全然観に行こうという気になれないんですが。


熊谷は晴人の小学校時代の先生。
面影堂には、亡くした一人息子の形見である飛行機の玩具を捜しに来た。だがす
でに買われていたということで、これから買い手を訪ねるところ。
そこにコヨミが来て、そばにいた女性がファントムだと気付く。
「形見の玩具が希望か。このセイレーン様が叩き潰して絶望に変えてあげるわ」
晴人は腰を抜かしている先生の前で変身。先生はさらに腰を抜かし、どーなつ屋
の店長は大喜び。
バインドの鎖を叩き切り、フレイムドラゴンのチョーイイネも返したセイレーン
だが、「あんたなんかと遊んでる暇はないわ」と消える。
飛行機を護りに向かおうとした時、コヨミが魔力切れ。体にも異常が。

静音ねーさんが面影堂へ。声で輪島を惑わせて、買い手の酒井保の情報を得る。
お礼のキスをする姿を瞬平が目撃。

譲の家に行こうとした仁藤を凛子が止める。家族にはちゃんと国安が対応してる
という。
「魔法使いって案外無力なんだな。ファントムをやっつける以外、人のためにし
てやれることが全然浮かばねえ」
「仁藤君、ちょっと変わった。その気持ちがあればきっと譲君のこと救ってあげ
られると思う」

通りすがりの父娘を見て、また笛木のことをあれこれ考える晴人。
「おい! 今なに抱え込んでるんだ?」
昔も同じようなことがあった。
『けどよ、無理して一人で抱え込んでると、そのうち自分の中の大事なものも腐
らしちまう。みんな吐き出せこの俺に!』
それでも大丈夫と言った晴人。
「今度は聞かせてくれねえか。可愛い教え子の希望になってやりてえんだ」
そこに瞬平が来て、変な女の人が客の住所を調べていったと知らせる。

ミサはグレムリンのことを報告するが、ワイズマンの返事は「ご苦労」だけ。
食い下がったミサ、賢者の石について訊く。
膨大な魔力を秘めた魔宝石の一種。現存するのはワイズマンの持つ一つだけ。
渡す気はない、信用しているのはメデューサだけと言われてミサちゃん満足。
盗み聞きしているソラ。

酒井家を訪ねると、静音がすでに来ていた。手にしている飛行機は形見に間違い
ない。
セイレーンに飛び付く晴人。そのまま二階から外に。よく形見が壊れなかったも
んだ。
吹っ飛んだ飛行機を間一髪でグリフォンが確保。仁藤も到着。
ウィザードとビーストでセイレーンとグールを相手にするが、途中でケルベロス
発見。追いかけていくウィザード。
相手はビースト一人になったが、セイレーンは出直し。

倒れるコヨミに駆け寄る輪島。コヨミの手に赤黒いひびが・・・


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  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp