真木子です。

いわゆるミニ統一選でうるさい中、「ズバッと改革」というキャッチフレーズ
が、前に「ズバッと参上」が欲しいと気になってしょうがなかった:-p


第31話「涙」

アンダーワールドから飛び出してくるビーストとレギオン。レギオンはそのまま
去った。
晴人は「俺の魔力が・・・消えた」と言って意識を失う。

賢者の石を持ってるんでしょとワイズマンに指摘するソラ。
「すべてを知ってどうするんだ、グレムリン」
「あなたと同じさ。だって、僕は、グレムリンじゃなくて、ソラだから」

額に手ぬぐいを載せるって、現実にやってるのは見たことないなー。

「晴人さん、魔法取り戻せますよね?!」おっちゃんに訊いてもわかるわけない
でしょう。

ドラゴンの声が遠ざかり、飛び起きる晴人。ベルトにドライバー指輪をかざすが
反応なし。

むやみに走り回っている仁藤。
「すまねえ、晴人。あのファントムは絶対俺が倒す」

ファントムを捜しに行くと言って飛び出していく晴人。
「あいつ、混乱してるな。やらなきゃっていう気持ちと、魔力をなくしたことの
整理ができてないんだ」

よろよろと歩く晴人に瞬平と凛子が追いつく。「僕たち今まで晴人さんに頼り過
ぎてました。こんな時ぐらい、僕たちに任してください」
仁藤も通りかかる。「どう謝っていいのかもわかんねえ。だけどわかってるの
は、今のおまえじゃ、魔法の使えないおまえじゃ、ファントムは倒せねえ!」
おとなしくしてろと頼まれ、溜息をつく晴人。

また一人襲ったレギオンだが。
「なぜエキサイティングしない。・・・奴の心を壊しそこねたせいか」

ぼーっとしている晴人のところに、また詩織と兄が来て、魔法を見せてとせがむ。
「もう、使えなくなっちゃったんだ、魔法」

指輪をはずすコヨミ。

内藤に蹴りかかる仁藤。かわされた。
「またおまえか。おまえに興味はない!」
「そっちになくても、こっちにあんだよ!」
変身。内藤もレギオンになって応戦。「ずいぶん気合いが違うな」

詩織は重い病気で、来週手術だという。
「ごめんな。魔力が消えて、初めて分かった。俺には魔法以外にできることが何
にもないって。魔法が使えなきゃ、女の子一人喜ばすこともできないって」
「・・・そうかな。俺が嬉しかったのは、もちろん魔法はすごかったけど、それ
より、妹を喜ばせようとしてくれたことが嬉しかったんだよ。魔法より、その心が」
だから詩織も、下手くそな手品にもちゃんと笑ってくれる。

ビーストハイパーで優勢に。
「なるほど。下品なおまえをここまで変えたのは、あの魔法使いの心か」
エキサイティング!と空間を切り裂く。

面影堂に戻った晴人がコヨミの指輪を発見。晴人が魔法を使えなくなったこと
で、魔力を与える者がいなくなった。
立ちつくす晴人を叱るおっちゃん。
「命を救うことだけが、コヨミを救うことじゃないんじゃないか?」
「・・・魔法より、心か」

薙刀の直撃はよけたビーストだが、足が空間の裂け目で固定されて動けない。
そのままにして去るレギオン。

海岸でコヨミを見つけた晴人。「ごめん。俺、自分のことで頭いっぱいで、コヨ
ミのこと・・・」
「晴人の言うとおりだった。今をちゃんと生きたおかげで、思い出も、仲間もで
きた」
倒れかけるコヨミを背中から抱きしめる晴人。
「暖かい・・・。晴人のおかげで、私は人として消えることができる。晴人の心
に、みんなが救われてきた。魔法なんかなくたって、みんなの希望になれる。だ
から、魔法をなくしたことも、私が消えることも、悲しまないで」
「いい、じつにいい。やはり、おまえの心は美しい」
レギオンの攻撃に吹っ飛ぶ二人。
「俺はまだやられるわけにはいかない!」
生身で格闘する晴人、捕まってピンチ。立ちあがったコヨミだが、倒れて動かな
くなった。
膝をつく晴人の手に涙が落ちる。
「終わりだ。あきらめろ」
「俺は・・・俺はあきらめない。命がある限り、コヨミの命もあきらめない!」
落ちた涙が青白く輝き、指輪が出現。ドライバーも出せた。
『心の強さで俺をよみがえらせたか。相変わらず面白い奴だ。改めておまえの希
望になってやる』なんか都合良すぎて釈然としないぞ。
変身。『インフィニティ、インフィニティ、・・・』光のドラゴンが頭上を飛び
回って急降下、ってリュウケンドーみたい。
『ヒースイフウド、ボージャバビュードゴ〜ン♪』全部並べただけorz
燦然!(違) いつの間にかそろって見ていた仁藤、瞬平、凛子が喜ぶ。
「俺が最後の希望だ」
「エキサイティング! その心、改めて切り刻ませてもらうぞ」
だが、切れない。
離れて見ている白ウィザード、「面倒なことになったな」
「来い、ドラゴン」
光が斧付き剣に。キョウリュウジャーに持たせてもよさそうなデザイン。
まったく攻撃を受けつけないウィザード。『インフィニティ』 光となって高速
攻撃。
斧を上にして持ち替える。『ターンオン!』
「フィナーレだ」『ハイタッチ! シャイニングストライク』『キラキラキラキ
ラ〜』うるさい玩具だな。
巨大化した斧を振り下ろしてとどめ。「エキサイティング!」

魔力を充電されて目を開くコヨミ。
「コヨミのおかげで、俺は最後まであきらめずに済んだ。ありがとう」

手術が成功した詩織がはしゃいでいる。兄の手品も上達したもよう。
「じゃあ俺も」と寄っていった晴人、チチンプイプイとピンポン球を浮かす。
「魔法使いさん、それは手品? 魔法?」
「さあ、どっちでしょう」

「メデューサ。今日から彼の指示でゲートを絶望させろ」
カーテンの中からハロ〜と出てきたのはソラ。
「よろしくね、ミ〜サちゃん」
ミサちゃん呆然。


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  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp