シナリオ「ジェリドの時計」を今日は、ここまで書き換えました。
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宇宙から見た地球。

題名『軌道選士ガンダム 地球温暖化の時計』
『"Orbit selection Global warming watch"』

宇宙からコロニー。

コロニーの中と思われる建造物群。
 重装甲車で建物の中へ入っていくアムロ。
アムロ「傍聴席に行くんです。僕は」

法廷
検察官「何故、人類の未来の宇宙を、戦争と思った種族が少なからず居たかです。後になって、それは誰かから伝え聞いたはずの話だとか、未来を表現している途中で昔の教訓的な表現もした結果、未来までが悪くなったかのような表現になってしまった。こんな芸術創作活動が人々を惑わし世界の平和を遅らせたかも知れないとも言える訳ですが」

法廷の廊下
 ドアの前で番のカイ。
 重装甲車の到着した音。傍聴席に入れなかった群衆が道を開ける。

法廷
検察官「被告は以上の罪に問われています。一つ、宇宙に戦争を想定しようとした罪。一つ、未確認飛行物体UFO宇宙人などの存在を認めず地球人の繁栄と繁殖を宇宙で更に成し遂げ地球人類の拡大を続けようとした罪。これらについて被告人の弁明を求めます」
裁判長「被告人」
 クワトロ・バジーナ(シャア)が証言台に立つ。

法廷の廊下
 立ち聞きのカイ。
(声)シャア「当時は戦争が継続中で終戦の見込みも経たず、予言で世界を治める事と、人間それぞれ自分の生活がある事との、葛藤と矛盾がありました」
カイ「やれやれ。こちらには審議しても意味の無い事って」
 アムロが来る。
カイ「遅刻かい」
 法廷内に入るアムロ。
(声)検察官「裁判長、被告側の証人が入廷しました」
(声)裁判長「証人は証言台へ。よろしいですか」
カイ「いつまで続くのかね」

法廷
 証言台に立つアムロ。
検察官「証人は大戦中コロニー内で違法な屋根の無い自動車に乗りました。街中には係留ベルトで体を地面に固定しない違法生活者が溢れていましたが、ここで証人は被告に会っています。証言を求めます」
アムロ「補給と修理の為に立ち寄ったコロニーで物資も不足していました。こんな事言って解ってもらえないかも知れませんが僕はニュータイプとして適性検査がありました。これは、軍属となった戦争の道具という意味で、まともな人間として保護を受けた状態では扱って貰えない事があったという事なのです。その為コロニー内の道路で屋根も空間移動機能も無い博物館に置いてあった昔の自動車を使うことになりました。そして、そこで(シャアを見て)あの男に会ったのです」
検察官「それは、火星に住みたいからコロニー内で人工重力制御装置の無い自動車運転に及んだという事ですか」
 傍聴席にはブライト。

法廷の廊下
 ハヤトが来る。
カイ「ほい、おたくさんも遅刻かい」
ハヤト「別に。無駄は無駄(と呟く)」
 カイ、法廷の扉を開ける。
(声)シャア「その為、安全な場所へ護送しておく必要がありました。その途中、彼を助けておく事にしました」
 ハヤト、法廷内の様子を少し確認して引き返しはじめてしまう。
カイ「おたくに良く似た人間は彼ほど立派じゃなかったな」
 帰ってしまうハヤト。

コロニーの中の畑
 ジュドーが畑に桑で農作業。体をベルトのような物で鉄棒のような所まで固定している。
 エンジンの噴射口が四方八方に付き鋼鉄製のレールに固定された重装甲ジープで通り過ぎる。
「ゆーどー!」
 ジュドー、ジープの行く方を見て汗を拭う。

温泉のような施設の前
 カイとアムロが、お汁粉サービス所へ来る。
 シャアと同じマスクを付けた男が、お汁粉をすすめる。
シロッコ「ハーイ、シロッコ特製お汁粉よ、ニュース聞いてるかなぁ予言なんか信じないでいいけどねぇシロッコしるっこシロッコよっ!」
アムロ「昔の人間なんです」
カイ「お前さんわあ」
アムロ「ぼく、ぼくは、ありますけど。何だか、自分が経験した事でも無いのに」
カイ「昔の人間だもんな。俺だってお前みたいな奴と一緒でなきゃこんな裁判付き合わずに済んだんだけどな」
アムロ「本当に身に覚え無いんです。あんな事。僕、自分は、やっぱり連邦政府が言うような過去じゃありません、昔の人間だと常識も知っていると思います」
カイ「死んだもんな」
アムロ「御存知なんですか」
カイ「ああ、お前さんのな。連邦政府が欲しがったんだろう。何せ役に立つ遺伝子だったからな。けどさ、あんな奴が死なねぇわけは、ねぇ」
アムロ「世の中見渡せば、お互いそっくりな人だって、いるのに」
カイ「地球に生きたいなら、止めはしないぜ、俺は」

ニュース映像
アナウンサー「本日、1名が地球に護送されることになりました。しかし政府では軌道の限界点を懸念し地球には近づかないよう宇宙開拓作業団に呼びかけています。次のニュース」

温泉のような施設
 裸の付き合いアムロとカイ。
カイ「そんでホントに地球へ行くの」
アムロ「はい。コロニーに住む絶対量としての水は足りていますが、地球には多くの水がありますから」
カイ「マグマの地球温暖化の熱膨脹が人間の耐久可能な熱の温度の限界点に達してしまう以前に、地球での宇宙空間居住施設スペース・コロニーへ水を運び行く作業を最後まで終えてしまうという事かいな」
アムロ「はい。人間は宇宙の彼方へ行っても生きなくては、いけないと思いますから。とても一滴たりとも地球の水を無駄には出来ませんから」
カイ「ひょえーっ!」

ニュース映像
アナウンサー「宇宙開拓作業団は、地球の開発を続けない決議を採択しました。但し、宇宙に住む安全性についての議論は尚続く模様です」
 画面に、地球と宇宙ステーション。

厨房
 バンの生地をハロの形に丸めている。
「スペース・コロニーを木星ほどの遠い軌道へ集めるって本当?」
「地球は既に灼熱化して、火星も温暖化で灼熱化していくだろうからって」
「宇宙に住めているから良いようなものを、そうでなかったら自分も産んでたかも知れないな」
「自分だって祖先が戦争中に妊娠していたなんて。最初は信じたくない気持ちでした」
「要望に応えていただけなのにね。あいつも、精神病で裁判所の世話になった事を後悔していると思います」
「人類が許される方法は、自然の変化を先に知る事だけでね。上手く地球を脱出してくれると良いな」
「人間が宇宙に住み始めてから百年ほどで地球が熱くて住めなくなるなんて、考えていました?」
「北極の氷が解けて消えると言われた頃から、いつだろう、って思ってた。前世とか来世って、芸術の話よね。私は今のまま生きたい」

ガンダムの格納庫(無重力)からコロニーの展望室へのエレベーター
ブライト「(エレベーターに乗って)宇宙の戦争を信じた者どもに判決が出た」
ハヤト「地球へ送られるだって」
カイ「来世では不滅の命だったとか信じた奴等ね」
ハヤト「地球の水を全て宇宙で使う作業は、どうなの」
ブライト「地球へ行っても、いいそうだ。地球温暖化の時計を考えると裁判長の気持ちは複雑だろう」
カイ「また、太古から繰り返され全てを包含してきたあのモビルスーツの出番なのね」
ブライト「軍隊が全ての権限を掌握していたと記されている歴史のあの時代を基準に決められる。これが人類の限界だというのか」
カイ「いいんじゃないですか、いつだって精一杯の事しているんだし」
ブライト「とにかく我々戦後世代、今になっても秘密裏に物事を行なうクセが抜けん」
ハヤト「全ての人に伝えられるまで待って行なう。どの程度。前世と来世を信じた時代、自分達のやる事が早過ぎて、ろくな事にならなかった」
ブライト「ああ、そう、だな」

重装甲車の中
 地表部の温泉施設や農業施設から、地下の居住施設へ降りて行く、固定用レール付き道路。
 カイとアムロが乗っている。
カイ「ガンダムで行くならよ、使わせてやっても、いいぜ」
アムロ「まだ地球に行きたい訳じゃありません」
カイ「でもさ、シャアが行っちまってるよ」
アムロ「法律として、裁判で決まった事ですよね、地球送りは。地球の方が大気の成分もいろいろあって、新陳代謝に好都合らしいって」
カイ「どうかなぁ。コロニーに住んでいるのと、変わんねぇんじゃないのぉ。それよりさ、マグマと惑星軌道とブラックホール。どれが地球最後の日なの」
アムロ「何がです」
カイ「お前が知らないじゃ、話になんねぇよなぁー」
アムロ「本当に、知りません。今も分かりたいだけです」
カイ「うん。信じてやるよ。そうでなきゃ、ガンダムなんて、貸せねえもんな!」

【マ・クベ財団の】観測用宇宙ステーション
マクベ「マスコミに、出たか」
 展望窓のある部屋で火星を見ているマクベ。
マクベ「宇宙の戦争を信じた無知無教養の輩を地球に送って見物に興じても、金融に携わる者が自然の物理的な法則に対して、更に命の安全を保証できる物でもあるまい」
監視員「この、ステーションの運営は、財団に拠る物でありませんでしたか」
マクベ「まだ私に財界時代の遺伝子が残ってないとも限らんのだ。こんな時なのにな」
監視員「噂では、ジェリド・イアを名乗る男が、ガンダムが地球へ行くと予言しているとか」
マクベ「本人も知るまい、染色体からのクローンを分かりたい研究者だ。ジェリド、メサ、からのだな。予言は正確であるだろう。他にやる事も無いのだろうし」
監視員「だから閣下は、その予言に信頼がおけると」
マクベ「でなきゃ死ぬさ。あいつだけじゃない、我々もだ。全人類の命がかかっている確率の高い事だ。一度限り迎合しても良いだろう(笑う)」

展望室
 宇宙望遠鏡のモニターも付いている。
ブライト「宇宙の戦争を信じて宇宙に住む以前に、死んだ」
ハヤト「急いで、生きた」
カイ「死者の復活を信じた者ども。地球に永遠に住みたいだろうけども」
ブライト「最も楽観的な未来観だな」
 モニターを監視している男。
ジェリド・イア「おう、沈むんだよ、地球がさ」
ブライト「気楽に言う。見世物なのか」
ジェリド・イア「見世物なんかで言ってもなんだがよぉー、行く奴は行くぜ」
ブライト「正当防衛か専守防衛か」
ジェリド・イア「やっちまったらしいんだがよ。正当防衛も、先制攻撃も、人類は。大変なのに、正当防衛は。許され無いのに、先制攻撃は」
 アムロが来る、パイロット服姿である。
ブライト「行くのか」
アムロ「月へ行って、マグマの熱膨脹、気温の限界までになるのか、地球を見て来ると思います」
ブライト「あいつは逃げん。しかし宇宙には住む。そういう人であると思った」
アムロ「・・・」
ブライト「行って来い」
ジェリド・イア「いいのかなぁー、それで。そいつも被告になんのかな」
 ジェリド・イアを見るアムロ。
ジェリド・イア「俺はイア。メサの名前と思ってくれ。温度が熱くて住め無い地球を見に行くんだな。じゃあ」

宇宙
 コロニーからコロニーへ行く宇宙船。
シロッコ(声)「あのー、こういう形のコロニー間移動も良いんですけどぉ、もう私としましては、わざわざ農園コロニーへ行ってきたのですから、やっとスペース・コロニーで全人類が自分の食べ物を自分で農作業の時から作る住み方に成ったという訳で」
ジュドー(声)「地球では都市と農村に分けて住んでしまったからな。誰がそういう事を決めた、あのコロニーも都市生活者と専業農家を分け無い住み方かどうかも知らないでぇ」
シロッコ(声)「ハーイ、あのー、スペース・コロニーのサイズを考える時、数十億人の人類が宇宙の一箇所に住む事は無理と読めて農業の処遇、数倍になった地球温暖化観測開始以来の人口問題」
ジュドー(声)「何十億人もの地球人類をスペース・コロニーに分けたため住める人数の限界を決めると思った訳ですね」
シロッコ(声)「人間は奇数でなくて偶数。婿と嫁。動物は雄と雌」
ジュドー(声)「それで、あのコロニーも市民と農民を分けて無いのか気になった」
シロッコ(声)「映像と放映では全ての夫婦それぞれスペース・コロニーのサイズを自覚し、子供を産ま無いで、いつも自分の農家を守っているそうです」
ジュドー(声)「地球の温暖化はマグマの溶岩だ。昔の話では、無いでしょう」
シロッコ(声)「溶岩だ。昔の話では、無いでしょう」

コロニーの軌道監制室
 ブライト、カイ、が来る。
アナウンサー「政府は男性と女性が常に夢で同じ場所に居るべきだが産んでは成ら無いという、出産禁止法、男女常時同居法の2法律を、審議します。しかし地球の終結はそれ程早いのか尚論議は続く模様」
カイ「この人も前世も来世も復活も信じない人でしょうか、ね」
ブライト「生きているようだな」
カイ「今もって地球が終わるのかどうかなんて解んないけどね」
ブライト「その為に人の住むコロニーを1つに、まとめている。失敗なら人類全滅、助かるにしても皆一緒、これは政治では、ない」
カイ「なるほど、ね」
ブライト「地球より太陽に近い、水星や金星の問題だ。先に太陽と同じ熱の惑星になるのかも知れん。まだ仮説の域を出ない理論としても、だ」
カイ「ところでさ、1人地球に行きたがってる人、いるんですけど」
ブライト「もう裁判は通したのか。宇宙の戦争を信じ無いだが」
カイ「おたくも、苦労人だね。宇宙の平和を信じたら、宇宙の暮らしを考える職業に就職できてと思ってさ」

コロニーの軌道監制室からの通路
 通路へ出て来たカイ。
ハヤト「苦労人ばかりじゃ嫌ですか」
カイ「知識ばっかり。現実かどうかの」
ハヤト「良いじゃないですか。イアの預言は人類の永遠の命の為。増加と拡大の世代交代とは全然違うでしょ」
カイ「宇宙人の存在を全人類が分かってくれたらという話でさ。何か用かい」
ハヤト「これ(ハロの形のパン)、地球の最後を見せてくれるかも知れないあの人」

ガンダムの格納庫
 カイがハロそっくりなパンを持って来た。
カイ「ほれパンだ。食っとけ。(ニコッと)ハロ。お前の、だよな」
アムロ「ありがとう」
カイ「ほんじゃな。帰って来るんだろ」
アムロ「まだ、わからないけど」
カイ「俺の知ってる限り、報道には無かったぜ。けど可笑しな判決だぁー、お前を地球に行かせてもいいなんてよ」
アムロ「イアと名乗ってた人。予言が出来たから全能の神が連日毎日長年夢が途ぎれない様に認めてくれるのかも知れないけど。一瞬でも地球人類の未来なのかと疑いそうな宇宙の戦争の芸術の画が見えた僕を」

展望室
イア「じゃあ行くんだな。地球温暖化を分かった後も人の話を信じ無いで人口増加を続けて地球人類社会に迷惑を掛けた世代の末裔である、あんたが」 


ガンダムの格納庫(コロニーの端)
アムロ「僕が、その、地球の水を全て宇宙に運べるのかという時に、地球は」
カイ「はい、はい、それが、地球温暖化の時計って訳よね。軌道選択の溶岩だ無駄だなんて、誰も信じてないのかも、しんないけどね」
アムロ「地球は温度が熱くなって住めなくなると言う話だけど」
カイ「馬にだって犬にだって命はある。無駄じゃない」
アムロ「地球に住めないのはマグマの冷温停止が制御不能で。溶岩だ無意味だ!だから地球温暖化の温度計だ時計だなんて思わないと思ってたから」 

カイ「安心した。行くんだろ、帰って来なよ」
ガンダムの操縦席にいるアムロ。
カイ「軌道選択肢だから溶岩だ無視だ、なんて思わないから、お前を」
 ガンダム、宇宙船の出入口へ。
アムロ「(ニュータイプの閃き)地球が、足もだった」

宇宙
 コロニーから飛び立って行くガンダム。

ガンダムの格納庫(制御室)
 窓からガンダムマーク2とダブルゼータが見渡せる。
 パソコンを操作しているカイ、傍らにカミーユ。
 画面にジェリドが出る。
カイ「ありゃ繋がったよ。イアさん。ガンダム、地球へ行っちまったんですけど、おたく、預言の方は大丈夫ぅ」
ジェリド(通信音)「俺にも確信は無い。これで地球からの脱出者が増えれば、ますます全人類への責任は重くなっちまう」
カイ「そうだよね」
カミーユ「預言が出来るなら、成就した後の事も考えていますよね」
カイ「(カミーユに)お前、何を」
ジェリド(通信音)「質問は断る。それが預言者の持つべき自分の時間というものだ」
カイ「イアさん、今回そこまで先の時間を読みたい経緯なんすけどねえ、こっちだって生きたいんだから、具体的に、詳しく、ねえ」
ジェリド(通信音)「俺のように問題を起こした遺伝子を先祖としている男に、結婚願望者どもの人気が集まるわけでもあるまい」
カミーユ「先祖のした事で僕たちの生き方は難しい。それなのに住む場所を選ぶ事で人の運命を人為的に決めたいとしているのです」
ジェリド(通信音)「子供を産めとでも言っときゃあ、短命な奴は、地球が帰って来るまでの時間を稼げた気になっただろうからさ」
カイ「あのね今回の事でね、宇宙に住まなきゃならないのなら、今後は子供の出産を自粛すべきという人も、いるんです」
ジェリド(通信音)「今更、自然の法則に従えない奴は最初から生きている資格も無いと言うのが、どうした」
カイ「うひょー!オンライン通っちゃったよ、あのねぇ、それで、宇宙に住む事を人類の宿命として方向付けたいですけどねえ」
ジェリド(通信音)「地球の終末を見届けてから考えても良いだろう」
カミーユ「自然の為すがままだな。僕だって生きたい気持ちに変わりは無いんだ、宇宙に住む方が良いなら宇宙に住むさ!」
カイ「(カミーユに)ひとりでかい。それだって、生きていけないんだぜ。お前ら二人とも帰って来る自信あるの」
カミーユ「(カイに)金融はゲームでしかないと論じるんです」
ジェリド(通信音)「知るべきその最後も、大事な時計だ」
カイ「そこまであるんなら、おたくら苦労人である事は信用してやるけど、宇宙世紀を考えた時代にも、売買制度は否定できなかったぜぇ」
カミーユ「だから僕みたいなのが苦労したんです、戦争だって止まらなかった。みんな時代遅れとなった売買制度が悪いんです」
ジェリド(通信音)「じゃあ地球に住むのは、溶岩だ難しいぞ!と最初から説得の方法を何か考えておけば良かったんじゃないのか。昔の宇宙戦争の文法は一切使わ無い積もりだぞ」
カイ「(カミーユに)親っさんかい」
カミーユ「僕に働く気は無い訳じゃないです、生殖の方法も、今いる全ての人も、知らないままで人数を増やさ無いでほしいのです」
ジェリド(通信音)「すべき仕事でも無い限り人数を産んで増やして育てるのは不可能だろう。聞かせてくれ。俺は、そいつの敵だったのか」
カイ「死んだよ。今あるものを否定しても、それで生きてきた人は地球に行きたい気持ちがあるだろ、俺なら使わせてやっても良いぜ」
ジェリド(通信音)「地球に住むのはマグマの膨脹熱」
カイ「さようなら山と」
ジェリド(通信音)「溶岩だ無理!」
カイ「地球に明日も住むとは、とね」

宇宙
 エンジンを止めた状態で飛ぶガンダム。

ニュース映像
アナウンサー「具体的な人間の行動を以って地球の最後の時を告げる時計は、夢の理解と共に今ここで刻々と成就しています」

スペース・コロニーの原子力発電所(太陽の反対側)の部屋
 窓の外のような宇宙空間を見ているジュドーとシロッコ。
シロッコ「いつまでも人間が増えているとは思わない方が地球に長く住めた」
ジュドー「早く宇宙に行きたい気持ちと、宇宙人が居るとは思わなかった間違いだった」
シロッコ「今在るスペース・コロニーの原子力発電は宇宙空間の日陰の冷却が問題だった」
ジュドー「やがて石油も石炭も人間は使う燃料を全て使い尽くし天然ガスだけになる」
シロッコ「そう信じてれば良かった」

【マ・クベ財団の】観測用宇宙ステーション
監視員「ガンダムです」
マクベ「来たか」
監視員「警告信号を発しましょうか」
マクベ「裁判で決まったことだ、地球へ行っても良いと。私が出てみる」
 稼動準備中のギャン(ギャンダム)。

コロニーの軌道監制室
 ハヤトが来る。
ブライト「心配になったのか」
ハヤト「古い時代の中央管理制御システムですから」
ブライト「太陽系の中心を軸に、衝撃波の予想を計算している。この程度で防げるのか」
カイ「さぁな。あの時イアに言われて解ったのは自分が地球に行くってとこ迄だったみたいだよ召されてさ」
ブライト「なるのか、それで地球の水を全て運び出せたメサイアの地球温暖化の時計に」
カイ「分かんねぇ。その、時ってもんが来て見んとな」
ブライト「かつてのニュータイプ部隊も、このザマか」
ハヤト「僕達は、自分それぞれの勘で生き残ったんです。正確な理解が合っても良いと思います」
カイ「わかる時は、もっと以前だった筈だよねぇー最早都会までね」
ブライト「それよりも、予告。してしまった事に対して、なった後の事まで予定を立てる。出来てるのか」
カイ「その計算、今やって後あるのかいって事よね」
ブライト「宇宙の戦争を考えたとしか思わない芸術とか、都市生活者の夢でいる人は農業の義務も果たすのかとかだ」
カイ「こんな事に未来があるとは思っては、いけなかったんだ」
ブライト「自分が生き残る為には自分と一緒にコロニーまるごと移動させてしまう方が都合の良い事、ただ、それだけの任務だ」
カイ「夢を超越した幻。まるごと計算。これで何とか全人類の安全が出来ているのかい?って」
ブライト「出産禁止法と夢在る男女常時同居法でマグマの地球温暖化の後の宇宙での暮らしも安全を保って下さいと」
 何やら延々と計算しているモニター。

ガンダムのコクピット
 アムロはパンを食べている。

コロニーの軌道監制室
 モニターを見ているハヤト。
ハヤト「今、観測の結果があるんですけど」
ブライト「(来て)どこに」
ハヤト「これです。まるで太陽のような熱量を発する恒星としての物質が燃え尽きて、周回軌道を巡る惑星が恒星から離れて行ってます」
ブライト「ここまで離れれば今後その惑星も恒星の周回軌道圏から離れ続けると見て良いという訳だな」
ハヤト「地球が太陽に落ちるという時計は間違いである確率も無い訳じゃないんです」
ブライト「太陽の熱には寒冷化と温暖化が在る、周期も在るのと無いのが在る。今我々が懸念しているのと全く逆の事態という訳か。もう水を全て地球から宇宙へ運び出せるのは、いつまでなのかになった」
ハヤト「こうなったら、マグマの熱温暖化で地球から逃げる預言を信じるか、金融を信じて其々に好きな生き方を選ぶか、二つに一つです!」
ブライト「(ハヤトに笑む)俺たちの先祖は好きな生き方を選んで戦争に明け暮れた。預言を信じるチャンス到来というのは、どうだろう」
ハヤト「今だって好きな生き方に迎合しないとは限りません。それに、地球は太陽に成るとしたら、火星だって」

【マ・クベ財団の】観測用宇宙ステーション
マクベ「地球に戻ろうと思っても溶岩だ蒸し暑い!地球へなど行かせない!見ていろ、あの壺は、いいものだ!」

部屋
 壷がある。
シロッコ「石油を無駄には使えないと分かり焼き物の食器を見直した」
ジュドー「それは暖炉の間へくべた壷といって、ある人はそれで宇宙への移住に真の理由を発見した。それはだなぁー、必要以上に人口を増やし過ぎず、っんっ!」


地球
 太陽。

宇宙
 ガンダムが地球へ飛んで行く。

ガンダムのコクピット
 パンを食べ終えたアムロ。

宇宙
 地球へ行くガンダム。
 雲の多い地球。

ガンダムの格納庫
ジュドー「昔、農業用の噴霧器を使った時は、地球の温暖化は溶岩だ虫の駆除は効率的な農業だがと考えたのかな」
シロッコ「昔、住宅街の密集化と市街地の都市化と高層化で、防災用の消火器を、地球の温暖化は溶岩だ無用の物と成ると思ったのかな」
ジュドー「地球の平和は子供を産ま無い事と信じたら、そう成ると思ったはず」

コロニーの軌道監制室
ブライト「宇宙に住み始めた人間が人間を増やさないのか問題だった」
カイ「ところが地球があの溶岩だ、難しいこと言っても地球にも終わりが有ると見ていい証拠かもよ」
ブライト「推論的な仮説でいい、か」
ハヤト「コロニーまるごと太陽から避難させましょう、太陽に地球が沈んだ時の宇宙衝撃波なんて」
カイ「あのね早まらないで、おたく苦労人なのか知りませんけど、惑星間戦争なんて無秩序な人口増加説を未来に支持してる連中の事を忘れてやしませんか」
ハヤト「僕だって、宇宙に」
カイ「ハイ、ハイ、住みたかった気持ちは解りますよ。けどね、他の人が戦争の為の軍備を維持してまで、人類は宇宙に拡大して住むって事を提唱していましたよ。おたくの、人類皆一つの群れとなって穏やかに増えていくって論法、あのアホどもに通じますかね」
ハヤト「僕は、自分自身として、永遠に、生きたい。ただ、それだけです」
ブライト「木星の影、で、足りるか」

展望室
 窓の外に大きく木星。
 モニターで地球の映像を見ている裁判長。
 ギレンが来る。続けてドズル、ガルマ。
裁判長「ここで地球を見るのが、お気に入りの様で」
ギレン「木星が近く成ったな」
ガルマ「いつもコロニーがメンテナンスの時期になると重力が軽くなるので、ここに来て休んでいるのです」
裁判長「お亡くなりに成った魂の若かった時の顔そっくりですね」
ドズル「わたくし達は前世であるとかクローン技術で産み出されたなどと伝えられていましたが、現実は犯罪者の死後に犯罪者が年齢が若く罪人で無い醜く無い時に苦労した人が苦労から解放された証しで、こんな顔になったのです」
裁判長「クローン。日本語の、苦労、苦しい労働という言語ですな。私も地球の水を最後の一滴まで宇宙へ運び出すかについて責任を感じています。これが、死んだ先祖の人生を否定しながら生きていく事なのでしょう」

宇宙
 コロニーから飛び出すガンダムマーク2、木星の裏側へ行く。
(声)シロッコ「よぉー!ガンダムー!」
 ダブルゼータが追う。
(声)ジュドー「月に行こうか思ってたがエウロパに!ここは木星!」

展望室
 窓の外に小さく、大きな木星へ飛んで行くガンダムマーク2とダブルゼータ。
ギレン「行ったか。人間が地球の最後を分からないで苦労した時の私ですが管理能力故の人類の人数への限界を懸念した。そして今、地球そのものの限界が懸念されてる」
裁判長「そのような認識ですが、ここがコロニーの中から映像を使わないで外を見る事の出来る数少ない場所で在る事から、例えば」
ドズル「昔の俺が太ってダイエットに成功した事は人類全体の相互管理能力が欠如した事の現れと言われたのです」
ガルマ「明日の不安が無いことが人間の幸せで在るからダイエットした。それを懸念しながら生きてらっしゃるとは太る必要は無いという意味で気持ちの助かる事です」
裁判長「痩せ気味の人々には何とか太らないで生きて欲しいと願う事で全ての人の生命の永遠を祈っておきたいと」
ギレン「苦労した前提で考えると、今私達の人生があるのは、先祖が人類に罪を及ぼさなかった夫婦が私達の親である」
裁判長「人によっては、クローンは復活と同じであると考えたでしょうが、似ているのは家柄、家系と以前の報道による認識の度合いでしょう」
ドズル「だまされなかった人は、クローンは姦淫・重婚など罪の俗語であると知っているでしょう」

ガンダムの格納庫
カイ「どーしたの」
カミーユ「持って行っちゃったんですよ」
カイ「2機とも」
カミーユ「隠れるのか。木星の影に」
カイ「おたく、預言者って御存知?」
カミーユ「クローンで再生した遺伝子が預言者になってるらしい、とか。だましが多かったですね」
カイ「おたくも、そーだよね。苦労したから」
カミーユ「知りません、自分の事は。夢を見るまで次のことなんて」
カイ「世の中に不安が多いと預言者が必要。しかし本来、預言者は不必要」
カミーユ「平和の世界では夫婦で夢を見て自然に助かっているでしょ。だからみんな、子供を産ま無く成るのを待っていました」

展望室
ギレン「こうまで歴史上の人物に似ている人間が揃っていると、その似ている当人としては自分が苦労したことを隠さないですな」
ドズル「人間を増やすにも限界がある。それを信じなかったから健全な人間が何故か、あんなことに」
ガルマ「しかし人々は企業団体運営資金で珍しい人の生き方も嫌々ながら管理していました」
裁判長「慈善団体の運営ではコロニーは成り立たない懸念があります。あれは金融を生活の軸としていますから」
ギレン「成る程。そこで私の如き、独裁者的な遺伝子を少なからず持ち合わせた者に、こんな場所からコロニーの軌道を見張らせたいのですな」
裁判長「既にコロニー軌道管制センターの所長は、人類を一つのコロニーに纏め住ませないと生き残りさえ危ういとの説を通そうとしています」
ガルマ「知識人に人生を諭されてこその私達です」
ドズル「宇宙人、俺達の知らなかった宇宙の果て宇宙の彼方の宇宙人間について、知識のある人さえ良かったら、俺達はコロニーの軌道を人類の生きていく最も良い方向へ向かわせる様に説得しても良い」
裁判長「預言者だった人。ここに画面を接続し時々宇宙を眺める事を趣味としているそうです」
ギレン「私より宇宙の環境予知と人類の生存能力の保護に対して勘の鋭い人かも知れませんな」
 展望室から裁判長、ギレン、ドズル、ガルマ、窓の外の木星の方を見ながら。

【マ・クベ財団の】観測用宇宙ステーション
 帰って来たマクベ。
監視員「地球の溶岩だ。無視しますか」
マクベ「うん。地球の温暖化が温熱化となる時の覚悟だった。地球の水は全て集めるという事は」
監視員「ほとんどの地球の水を宇宙へ運び終える状況という事ですが。地球を拡大監視、続けますか」
マクベ「生きているのだ私が。もう、いい。いつ現実のなるのか分からない幻の中で生きていると思った。我々の知る中でなのが残念だが最も一番先を読んでいるのは、あいつだ。予想が当たるならばの話だが我々の判断さえ当たれば全員助かる。そこまで自分の人生を設計しているとは思わなかったが。知識さえ伝えれば後は自分自身の問題だ」
監視員「再び溶岩だ。向こう側に」
マクベ「もう、いい。そこまで地球の温熱化が拡大を制御不能な溶岩だ。無意味なマグマを冷やす仕事となるなら、地球を忘れてもな」

宇宙
 ミラーをいっぱいに広げた木星近辺のコロニー。

コロニーの軌道監制室
 モニターに大きな木星。他のモニターに小さな土星。
ブライト「このまま、太陽へ沈んだ地球が宇宙のガスの塵となった時の宇宙放射線物質を避けて木星の裏側の影にコロニーを隠すとしても、この計画が宇宙物理的に正当な確率は」
ハヤト「全然ないと考えられなくもありません。人類が宇宙に住み始めた頃、こんな事は解らなかったと思います」
ブライト「俺だって、地球から少し離れた宇宙の場所は、知らなかった」

コロニー内部
 家庭農園の庭。
ランバラル「木星を調査したら土星の調査という事ですが」
ブライト「地球も木星や土星の様にガスの塵の惑星になるという事ですか」
ランバラル「コロニーを廻す時に土星の輪の様になった地球の水も全て回収し、コロニーは地球圏内を離れているということですな」
ブライト「どのくらいの量の水がコロニーを廻す際に土星の輪と同じになるのか21世紀の始め頃は分からなかったと記録にありました」
ランバラル「永遠の世界平和が現実になるのか議論の時だったですな」
ハヤト「地球の温暖化がマグマの溶岩だ。迎えてくれるのか地球の人間が全て宇宙空間に住む時という。木星調査の先発隊は3機とも惑星軌道を飛んでいます」
ランバラル「今はコロニーの軌道を変えるのも1パイロットの勘を頼りに。時代の変化ですかな」
ブライト「良く能力を備えてくれたものです。宇宙に住むと成って1人の動きに全ての人々の命が掛かっているという生き方になりました」
ランバラル「なるべくなら、人から望まれ自分も意義あると思う姿で生きたいものですな」
ブライト「いくら学びやすい境遇の人に似せるとあっても、同じ世代の人間が数多いという環境は、ある意味危険だったかも知れません」
ランバラル「それを越えて今ある世の中を形成してきたのでしょう。このような議論を地球が終わる時にやるのは良いタイミングでしょうかな」
ブライト「なるべくなら、もうあのような苦労は、したくないものです」
ランバラル「さて、人類が増えるタイミングの全てまでコントロールできてしまえるものですかな」
ブライト「人生に妥協したくはありません。どのように生きても、急ぎ過ぎた人数の増加は災いをもたらしてきました」
ランバラル「そう思うのは、人間の育ちが恋愛に悩んだ人生であった事とも関係しているのでしょうな」
ブライト「お笑いになっても結構。同世代の人間が産まれない時代になる事があるのなら、そのような時代を生きてみたいだけなのですから」
ランバラル「そうですな。それでは私は、あの2機を護衛して合計その3機になってみます」
ブライト「頼みます。人類と、資源が見付からない限り広がらない居住空間スペース・コロニーの為に」
ランバラル「アッハッハッハッハ!」
 去るランバラル。

展望室
 宇宙を見ているジェリド・イア。
ジェリド「神に言う。俺は、あんたには。(窓を見て笑う)何なんだろうな」
カイ「苦労人は比較的若いほうの遺伝子から造られたって話だよ」
カミーユ「弟さんや妹さんの子孫から、ですよね。その方が人類全体として調和と平和が保てると」
カイ「自分が苦労人だったってことが分かってるなら、あまり人生の先輩に指図しない方が得だぜ。自分自身の勝手な思い込みに周りの人が全て従ってるってことだって、ないとも限らねぇんだしさぁ」
ジェリド「知らん。俺は只の物見遊山だ。それで何とか映画の有る場面の夢を見た」
カイ「これだ。まいったね。どう考えても歳は俺より若いのに。知識の有る人が人間を導くにね」

ガンダムの格納庫
 グフのコクピットにランバラル。
ランバラル「やはり地球の水は全て集めないと自分の人生に自信がもてないのかな」
カイ(映像受信数の少ないモニターからの声)「なるべく努力でしょう。人間の夢は全員同じ未来の先でしょうかね」
ランバラル「映画など芸術の夢が現実になった時ですが幻と合わせ酷い悪い祈りだった事は無いでは無かったですな」
カイ(映像受信数の少ないモニターからの声)「死んだ人そっくりの遺伝子が復活してクローンのようになった程度の事と思いますけどねえ」
ランバラル「ふんっ、預言という職業があるのかどうかは知らんが、個人の自由で人を増やした時代に救いの技はナンセンスですな」
カイ(映像受信数の少ないモニターからの声)「そーですよぉ。地球が無くなっちゃえば地球温暖化の時計は完全に終わりなんすからねー」
ランバラル「救ってもらえた全ての人に生きている意義を感じてもらえる経済的な人類社会の生き方を得るには、増え方が早過ぎましたかな」
カイ(映像受信数の少ないモニターからの声)「問題はねぇ、いつ、どのようにスペース・コロニーを運営していくかですけどぉ」
ランバラル「そのぐらい理解していた程度になっておかないと人は救えませんな。それ程人が人の知識を知る事の遅れない事を祈るのでしょうな」
カイ(映像受信数の少ないモニターからの声)「(モニターを覗き込む映像受信数の少ないカミーユ)ここにも祈ってる人ご1名様」
ランバラル「しかし今の我々の現状は、全ての人が地球から避難を完了したかどうかも知らないでいるのですぞ」
カミーユ(映像受信数の少ないモニターからの声)「だから今、軌道選択の地球温暖化の時計として、それを交渉しているんです」
ランバラル「私は今生存を計画しているコロニーの方が大事です。とにかく、地球の温暖化がマグマの溶岩だ。昔から言われた話の、あの3機は来訪を図面にまでしておきましたから」
カイ(映像受信数の少ないモニターからの声)「経営が出来ました」

【マ・クベ財団の】観測用宇宙ステーション
マクベ「地球からの避難は」
監視員「完了した、とされております」
マクベ「地球の。確かめに行くのか、それを。理想のでっち上げもいい。しかし、既に自分の意思と共に避難を完了した人々について、今更どうこう言うのもな」
監視員「閣下は、地球温暖化の時計を信用なさらないので」
マクベ「脱出だろ、それは(部屋を去る)」
監視員「報告します」
マクベ「いい。(独り言)認めなくてはならんからな。地球温暖化の時計でマグマの熱を停止できない事が人間の才能の限界で有ると仮定になるならば」
監視員「(通信機に)閣下は地球温暖化の時計に洗脳されたのか、繰り返す閣下は地球温暖化の」

コロニーの軌道監制室
(声)監視員「(・・・)時計を、見るに、洗脳されたのか」
ブライト「財団が、動いたか。何を今更。そんな情報、流したって」
ハヤト「ここまで支援があるんです、コロニーの、軌道を」
ブライト「変える。いいかな、それも」
 カイとカミーユが来る。
カイ「(ニヤニヤと)地球温暖化を分かるのが早い連中は、どうしたの。マグマを冷やせる、地球に住めるになるのか、やはり宇宙に住むべきになるのか」
 申し訳なさそうなカミーユ。

宇宙
 木星の裏へ飛ぶガンダムマーク2。
(声)シロッコ「かくれんぼ!」
 追うダブルゼータ。
(声)ジュドー「もういいかいは、ナシぃっ!」

コロニーの軌道監制室
 ガンダムマーク2とダブルゼータが木星の裏側へ飛んで行く映像を、複数のモニターで見ている、ブライト、ハヤト、カイ、カミーユ。
ブライト「早いぞ」
ハヤト「早いと思います」
カイ「これって、核燃料の原子力発電で人口増加が続き国際連合で名簿の管理が問題で、男女を別々に住まわせて人口増加を抑制しようとした時代の弊害なのですかねえ」
カミーユ「売買制度を廃止していく時も、値下げと市場介入を繰り返しながらなのです、火星の開発が遅れているとしても今有る生き残りの為には」 

カイ「兵器としての装備を否定した、アンテナもない、いわばニュータイプ専用のガンダムを使わせますか。こんな事言ってたのですが。噴霧の時代に整備してきたんだしさ」
ハヤト「思想犯対策は常に新しい文化を表現し続けたから、地球温暖化は溶岩だ矛盾しないでくれと祈りたかったのです」
ブライト「宇宙を考えれば考えるほど悪魔の幻に耐えられたのかでな。地球温暖化の時計を宇宙に住まなくてはならないと絶望的に信じるのかだった」 

カミーユ「太陽の熱で雲のような濃霧に覆われた地球。その熱が溶岩だ無能になりたくないけど、他にマグマの冷やし方を誰も分からないとしたら、これが地球の最後なのです。宇宙の暮らしを平和と考えるなら、それ以上の目標は無いのかも知れません」
カイ「太陽と同じ環境に引き込まれていく地球から溶岩やマグマが噴出し蒸気や霧となってしまえば、それも溶岩だ無理だったよね」
ブライト「そのようになるなら私もグフをガンダムの援護に付けて良いと思う。こんな事か。例え歴史上の人物に姿形が似ていようとも」
ハヤト「あの青いロボットがグフ。白いロボットがガンダム。ロボットでなくモビルスーツと言ったのです。あんな名前」
カミーユ「木星や土星の様に地球がなってしまうなら。ずっと宇宙で暮らすから柔道も1人で練習して柔道が来るから、僕は溶岩の地球温暖化を分からなかった間の苦痛を、悔い改めは常に苦痛ですから、暗号でガンダムマークツー(Gundam Mark two)と言わせたのです」
カイ「ホイホイ、来たんだよね。宇宙を飛ぶ時も走ってる様にね。グフにはノートパーソナルコンピューター付けといたよ」

宇宙
 コロニーから飛び立って木星へ行くグフ。
ランバラル(声)「木星へ遊泳中。仮定の話、地球は太陽化の際、惑星としての質量そのものを披露してしまう模様。木星と土星と、どの惑星が最も早く太陽系から放射線物質となって宇宙から消えてしまうのか、分かったら退避の案に賛同を求めたし。木星や土星と比べ地球は質量が小さいという御話でいます」
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男だけに書き換えました。