In article <4D128CDD.1060603@yahoo.co.jp>,
Sawaki Takayuki  <tx_sawaki@yahoo.co.jp> wrote:
>等にありますが、島根県で、最古(室町時代)の将棋盤が見つかったとのこと。これまで
>は江戸時代のものしか見つかっていなかったということです が、なんか不思議と言えば
>不思議。
> そもそも、昔だって、一部富裕層(たとえば貴族とか武将とか)だったら、豪華・立派
>に作った将棋盤をもっていたと思うんですが、それが後世に全 然伝わっていない、とい
>うのはなぜなんでしょうねえ?蒔絵の道具とかに比べると大事にされず、ひどい時には薪
>になったりしたんでしょうか?今回出 土したものも、まな板として使われていた形跡が
>ある、ということですし。

不思議ですね。江戸時代に蒔絵の将棋盤なんて無かったんですかね。在ったら、室町
にだって在って良さそうな物。双六 (今の道中双六系のじゃなく、盤双六) では、古
い蒔絵のも在ったと思います。

只、江戸時代では、将棋は囲碁に比べて格下と云うか行儀の悪い勝負事と思われてい
たらしいのです。戦国以前も、戦略のシミュレーションゲームとして武士には好まれ
ていたそうですが、貴族は余りやらないかも知れないし、武士も貴族化した中央の上
級武士はどれだけやったやら…
駒や盤はかなり実用品だったのかも知れませんね。
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                                椎野正元 (しいの まさよし)