菅改造内閣は１７日夜、発足する。菅直人首相は全閣僚の顔触れを決定。
民主党幹事長に決まった岡田克也外相（５７）の後任に、
前原誠司国土交通相（４８）を横滑りさせ、前原氏の後任に馬淵澄夫国交副大臣（５０）を起用。
厚生労働相には細川律夫副大臣（６７）が昇格した。
総務相に民間人の片山善博前鳥取県知事（５９）、
経済財政担当相に海江田万里衆院財務金融委員長（６１）、
農林水産相に鹿野道彦衆院予算委員長（６８）、法相に柳田稔参院幹事長（５５）、
経済産業相に大畠章宏衆院国家基本政策委員長（６２）をそれぞれ充てた。

　また、文部科学相に高木義明衆院議員（６４）、環境相に松本龍衆院議員（５９）、
消費者・少子化担当相兼国家公安委員長に岡崎トミ子参院議員（６６）が就任。
玄葉光一郎政調会長（４６）が兼務する閣僚ポストは国家戦略担当相とした。
ねじれ国会での野党の追及をにらみ、ベテランを積極的に起用した。

　閣僚人事では、仙谷由人官房長官（６４）、北沢俊美防衛相（７２）、
野田佳彦財務相（５３）、蓮舫行政刷新担当相（４２）がそれぞれ留任した。
蓮舫氏は、玄葉氏が務めていた公務員制度改革担当を兼務。
国民新党の自見庄三郎金融・郵政改革担当相（６４）も続投した。