真木子です。

次のライダーは『仮面ライダーOOO(オーズ)』だそうで。
『555』のばったもんみたいな名前でいまいち。
デザインは暑苦しいし。


第41話「Jの迷宮/猟奇的な悪女」

○留置場
容疑者が会いたがっていると、照井に呼ばれてやってきた翔太郎たち。
中にいたのは刃野。宝石泥棒だという。いつかこんな日が来る予感がしてたと、
偉そうなマッキー。
刃野は無実を主張。昨夜、一杯やった帰り道、指に特大のダイヤをはめた女が
近づいてきた。いきなり抱きついて「ダイヤの価値ってわかる?」と訊いた後、
彼を蹴り倒して姿を消した。直後、通報で駆けつけた警察に捕まり、ポケット
には多数のダイヤが・・・
「頼むよ翔太郎。おまえだけが頼りだ。あのダイヤモンドの女を見つけて、俺
の無実を証明してくれ」
ダイヤの出所とか調べたら、変な話だと判りそうだけど。

○聞き込みをする翔太郎と亜樹子。
怪物が人間を宝石に変えるという噂があった。現場には必ず、刃野が見たのと
同様の女が。
「でもさ! 被害者はみんな、若くて美しい女性ばかりよ。なんで冴えない中
年男の刃野刑事が狙われるわけ?」
「確かに刃さんは冴えない中年だけど。ほんとはすげー男なんだぜ」
騙され上手なのだと言う翔太郎。
「あ、UFO!」
「えっ、どこ!どこどこどこどこ――って、いるかそんなもの」
「ま、それが普通の反応だ」そうか?
翔太郎少年を何度も追いかけた刃野巡査は、毎度真面目に空を見てくれた。揚
句には一緒にUFOに呼び掛け。
「あまりにみごとに騙されてくれるおかげで、逆にこっちが嘘に付き合うはめ
になる。ま、でも不思議に悪い気はしねえっつーか」
そこにサンタちゃん登場、例の噂について報告。襲われた7人の女性は全員が
モデルで、しかも同じクラブのメンバーだった。
クラブの名前は『Blue Topaz』

○ガレージ
クラブに調査に行くと連絡を受けたフィリップ。若菜のことを気にして、返事
に元気がない。

○風都ホテル、ラウンジ
若菜の進化を冴子に伝える加頭。先に来人を奪われれば、冴子が勝利する可能
性は限りなく0%に近づく。
「無神経なことをさらりと言う。ほんとむかつく男ね」
ティーカップを落とした加頭、勝利の確率を高めるメモリがあると教える。

○Blue Topaz
まだ明るいのに、女の子たちが集まっている。さすがに美人揃いと喜ぶ翔太郎。
「当店は会員制です。モデルの方しか入れません」
モデルだと主張して入ろうとするが、放り出された。
「だったら、美人すぎる所長の私が!」
亜樹子の頭を押さえた門番の手を止めたのは、大きなダイヤの指輪をした男。
斬セイバー・・・って、マイナーすぎますか。超人気モデルの上杉誠。サイン
を求める亜樹子、名刺を見せる翔太郎。

店内に入り、ダイヤモンドの女を捜しているという事情を話すと、急に離れて
いく上杉。
亜樹子はそれらしい女を発見。近づいて話しかけるが、無視。食い下がると蹴
り倒された。
「ダイヤの価値ってわかる?」
「ね、値段かなぁ」
「美しく、決して傷つかない。この私みたいにね! 私は美しいものが好き。
みんな宝石になって、この私を飾るといい」
突然照明が消えた。スポットライトに浮かび上がったのはドーパント。手から
霧のようなものを噴射する。まともに浴びた客たちは、ダイヤモンドになって
転がった。
翔太郎はダブルに変身、風が霧を防ぐ。
「私は美しいダイヤ。誰にも傷つけることはできない!」
殴るとすごく硬い。ヒートメタルの高熱シャフトも通用しない。ルナトリガー
の光弾は跳ね返された。
「噂の仮面ライダーも、その程度か」
ドーパントを追って外に出るが、見失った。
「あの女、いったい何者なんだ」
「城島、泪です」
肩を怪我したらしい上杉が出てきた。泪は親友だったと言う。そして、自分の
せいで変わってしまったと。

○ガレージ
「あの女、風都史上最悪の悪女よ!」そうかなあ?
地球の本棚に入って検索するフィリップ。JEWEL と絞り込めたが、その本を横
から奪う若菜。
「あなたがここに入ると、それを感じるの。だから会いに来たわ」
前はシンクロ率50%だったが、今は触れることができる。彼を連れ戻すこと
も。
「すまない翔太郎。今は混乱して、検索できない」

○風都警察署
廊下で上杉が翔太郎を呼びとめた。

取調室では、かき氷を前にマッキーが刃野を追及。
「駅前の飲み屋に2万円のツケがあるよな」
「おめえなぁ、そんなこと調べる暇があったら、俺を罠にはめた女を捜せよ」
そんな女はいないと言う真倉に、入ってきた翔太郎が、城島泪だと告げる。
まさかと驚く刃野に、上杉も入ってきて、智と3人でつるんでいた泪だと確認。
刃野とは知り合いらしい。
「こいつら、街の平和を守るんだとか屁理屈ぬかしちゃ、毎日あちこちで大喧
嘩だ」
頭を下げた誠、泪が刃野をこんな目にあわせたのは自分のせいだと話し始める。
3人は親友だった。だが1か月ほど前、智が彼に、泪を愛していると告白。彼
はお似合いだと思って泪に伝えたが、泪は上杉の方が好きだと言った。友情を
壊したくない彼は、泪に付き合えないと言った・・・
泪は人間を宝石にするドーパントになり、智はその直後から行方不明。

○園咲邸
加頭を呼び止める若菜。
「お姉様はお元気?」
鞄が落ちる。
「なんでもご存じのようですね」
「私は地球の記憶とつながったのよ。わからないことなんで何もない。手に入
らない物もね」

○レストラン?
泪がよく来ている店に、照井と真倉が聞き込みに来た。今日も来ているという。
今は洗面所に。

洗面所の泪は、冴子に声をかけられていた。
「あなたのガイアメモリ、ものすごい防御力だそうね。私に見せてくれる?」
「ダイヤの価値ってわかる?」
「なにそれ」
突き飛ばされる冴子。脚技の応酬。最後は踏みつけに。
照井と真倉が駆けつけた。真倉は泪を追い、照井は冴子と対峙。
「ガイアメモリ流通容疑でおまえを逮捕する」
「笑わせないで。やれるもんならやってみなさいよ」
両者変身。

行きどまりで泪を追い詰めたと思ったマッキー、蹴られてダウン。

アクセルとナスカも外へ。
「井坂先生の仇、とらせてもらうわ」
ナスカの超加速に、アクセルはトライアルで対抗。

○港
海を見つめる泪に、翔太郎が声をかける。ここがお気に入りの場所だと、上杉
が教えたのだ。
「あいつ、よけいなことを」
「ちょっと! 上杉さんはね、友だちだったあんたのことを、今でも本気で心
配してるんだよ!」
立ち去ろうとする泪を呼び止め、智のことを追及する翔太郎。名字は武田って、
上杉とセットですか。
「ひょっとして今ごろ、宝石なんじゃないのか」
「・・・そうよ。それが何?」
「許さねえぜ」
蹴りをかわす翔太郎だが、最後はやはり踏みつけに。
「ダイヤの価値ってわかる?」
「ああ、わかるさ。おめえみたいな女には、ぜってー似合わねえってことがな!」
突き飛ばされて階段落ちした泪、ジュエル・ドーパントに変身。翔太郎も変身。
エクストリームのプリズムソードでも傷つけられない。四連マキシマムのチャ
ージブレイクも効かない。エクストリームのマキシマムドライブもだめ。
ジュエルはダブルを踏みつけて高笑い。

○留置場
「あの泪が上杉のこと好きだったなんて」
好きになればなるほど、最後には壊したくなると言っていたのを思い出す。
「上杉の命が危ない。翔太郎!」

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp