カナダのトロントで開催されていたG8が閉幕した。
 その仲で、韓国の哨戒艦が北朝鮮によって撃沈された事件も取り上げられ、北朝鮮に対する「非難決議」が採択された。
 この問題については、国連安保理にも、提起されているが、常任理事国のなかで、ロシア、中国は消極的だ、と言われていたのだ。そのロシアのメドブェ−ジェフ大統領も、G8で、この非難決議に賛成したのである。
 とすると、国連常任理事国のなかで、態度がはっきりしないのは、中国だけとなる。 


 そうなると、この件について、「北朝鮮非難決議」が提案された場合、中国は「拒否権」を発動しにくくなるであろう。
 せめて、中国は棄権して、「非難決議」が採択することを望みたい。
 村上新八