参院選の争点は、消費税問題だと言うが、即取るというのではなく、2,3年かけて、全党で論議し、まとまったら、その案を掲げて、総選挙で信を国民に問うと云っているのである。
 それを、野党は、まるで、即実施するような反対の仕方をしている。
 消費税を上げねば850兆円もの日本の財政が破綻してしまうくらいは誰でも知っていることで、この問題については、取り始める時期は別にして、各党とも一致しているはずである。
 取らないでも済むと云っているのは共産党だけである。共産党は、軍事費を減らせばよい、という主張だが、日本の軍事費は4兆円くらいだから、これをゼロにしても消費税の1.6%くらいにしかならない。これでは「子ども手当て」にも足りないのだ。
 つまり、こんなものは争点にはならないということなのである。
 もっと、まともな争点を見つけて戦わないと、面白味のない選挙になってしまう。
 村上新八