積み録になっていてなかなか消化しないのだけど、カントの内容は
概要がつかめた気がする、そもそも興味本位で哲学書などを紐解い
てもカントなんて古色蒼然たる古典は敬遠してしまうところ、ちゃ
んと哲学の古典まで遡り、その大系的系譜を余すことなく敷衍して
話を通すところは、そのへんの聞きかじった哲学の流行語を振り回
すタレント評論家とは格が違うと毎度感心してしまう
ところで、カントの話だけど python のチュートリアル文書'Dive
in Python'(wriiten by Mark Pilgrim)<http://diveintopython.org/>
(アマゾンでも売っている本だけどタダでもダウンロードできる)の
中に kgp.py というサンプルプログラムがあり、これが「カント風
の文章をでっちあげるジョーク・プログラム」なのらしいのだけど、
ちょっとどうしてカントなのかよく分らない、というかカントの言
い回しというのはそんなに有名なものなのか事情が分らないので、
いまいちジョークが外人落語になっている(そもそも、カントって
ドイツ語の著作じゃなかったけ、その言い回しがいかに奇天烈であ
ろうと英語圏でも、そのままなのだろうか、いやいやカントって、
そんなに有名?)
まあ、この基本的なところから文化的に一般教養が違うような気が
するので、なんだかサンデルの講義も聞いていて気後れがする

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のりたま@高校の頃「純粋理性批判」を手に取ったけど
     1ページも読まずに挫折したような気がする
     今だって読む気にはなれない