ミャンマ−を訪問中のキャンベル次官補が10日、最大野党である国民民主同盟(NLD)の指導者、アウンサン・ス−チ−と1.5時間に及ぶ会談をした。
 会談後、ミャンマ−が年内に実施する総選挙について、「国際的に正当性を欠く」と批難する声明を発表し、「開かれた選挙にするよう迅速な措置求める」という要求を政府に突きつけた。
 この行為は正しいが、軍事政権擁護
の憲法を制定し、野党幹部の立候補を出来ないようにした選挙法の下ではどう仕様もあるまい。
 ミャンマ−の軍事政権は中国を後ろ盾にして、不公正な総選挙を強行するであろうからである。
 中国が考え方を変えて、国連として一致した圧力を加えるしかあるまいし、それがオバマの云う「チェンジ」の事例となることを望みたいが。
 村上新八