フラウン首相が遊説中に英国夫人と移民問題について笑顔で対話し、車に乗り込んだ後で、マイクがきれていないことに気付かずに、「偏見だらけの女性ではないか」と感想述べたことが、失言と大問題にされているが、これはおかしい。
 首相は正直な感想を述べただけで、女性を侮辱したわけではない。たまたまマイクが切れていなかったために本音が公開されてしまっただけのことである。
 首相だって、聖人君子ではないから批判的な感想位は云う。
 元米大統領のニクソンなどは、公式に記録されているホワイトハウス内の会話では、汚い言葉をつかってひどいことを言っていたという話がある。それは内輪での話だから問題にはされなかった。
 ブラウン氏の外に漏れた内輪の話もそんな類のものであるが、ニクソンよりはるかに上品である。
 こんなことを問題にするほうがおかしいと思う。
 村上新八