真木子です。

実写版の『ヤッターマン』をTVでやってたから観たけど、
要は金のかかったコスプレPVですな。
ストーリーや演技は気にしちゃいけないのでしょう……


配色はサイクロンメタル
第32話「風が呼ぶB/今、輝きの中で」

○山奥、前回の続き
「笑わせてくれたお礼に、派手に消してあげましょう!」
変身できない2人に降り注ぐ雷光をアクセルガンナーが防ぎ、ウェザー・ドー
パントに体当たり。反撃を受け、アクセルが分離して転がる。
なおも突進して格闘するアクセル。
「お忘れなく。君たち1人ずつでは私には勝てない!」
もう一度ダブルにと言う翔太郎に無理だと告げて、サイクロン・メモリをアク
セルに投げるフィリップ。即座にエンジンブレードにセット、
『サイクロン・マキシマムドライブ』
パワーに少しよろめきながらもドーパントをふっ飛ばす。
熊の置物が谷川に落ちていった。退散するウェザー。
メモリをフィリップに返す照井。シュラウドの言う真のパートナーとは、照井
なのか。

○鳴海荘吉の別荘
尾藤を連れて下山する一同。
反応のない翔太郎は置いてけぼり。

○クラブだかラウンジだか
熊は谷底に落ちたと有馬に伝える冴子。
「使えねえ奴らだな。やっちまうぞ!」
ビースト・メモリを起動するが、冴子の眼力に引き下がる。
「あんたもきつい女か。決裂だな」
「こっちのセリフよ。消えて」

○別荘
『いつかでかいもん失うぞ』
「……今度はフィリップかよ」

○鳴海探偵事務所
「照井竜なら……」

○別荘
「あ、熊、捜そう」
ダブルが務まらないなら探偵しかないと、バット君を放つ。

翌朝、熊さん発見。
パカッと外れた穴の中には……?

○病院
照井と亜樹子、フィリップが来ている。尾藤に謝る亜樹子。
「お嬢ちゃんのせいじゃねえよ。あのぼうず、旦那のやり残した仕事は自分の
出番だとか言ってたよな。旦那のようにはうまくできねえか」

病院を出ると翔太郎がやってきた。熊はただの木彫りの熊だと言って、写真と
ともに尾藤に渡すよう頼み、立ち去る。
「照井竜、僕と組む気はあるかい?」
「フィリップ、つまらない質問をするな。俺はひとりで奴らを追う」
照井が去ると、ひどすぎる!と亜樹子が詰め寄る。
「弱い弱いって言うけど、それは翔太郎君が心の優しい奴だからでしょ?! 
でもそれって、あいつのいいところじゃん。それに、翔太郎君は戦いの道具じゃ
ないんだよ。翔太郎君は、ハーフボイルドだからこそ、何かやる男なのよっ」
はっとするフィリップ。
「……そうだ! 翔太郎がああいう顔をする時、それは決まって、何か甘い考
えで無茶をする時」
改めて熊を見ると、尻の穴の中から紙片を発見。

○有馬邸
鈴子にガイアメモリのことを訊く翔太郎。
「有馬のことじゃない! あんた自身のことだ」
取り出して見せたメモリを起動すると、反応して鈴子の首筋にコネクタが出現。
10年前の事件では鈴子も有馬の共犯者だった。そして情に訴えて尾藤が罪を
かぶるように仕向けた。
尾藤に悔い改めた姿を見せて謝って欲しいと言う翔太郎だが、
「こういうのを、カモがネギをしょって来るっていうのよね!」
将棋の駒に弾き飛ばされたメモリが鈴子の手へ。『ゾーン』
足付きのピラミッド?に変身し、宙に浮き上がる。
翔太郎の足元に光の格子が現れた。
「始めましょ。七7」
翔太郎の立つマスは『壱5』、そこから七7に移動すると建物の外。
「これがゾーンの力。相手の位置を瞬時に動かせるのよ」ピラミッドの上部か
らのぞく目玉親父(違)が言う。「この能力さえ取り戻せれば、ダムの金は全
部回収できる」
翔太郎はダブルドライバーを取り出すが、断念。
「あなたはあの世で、歯ぎしりしなさい」
格子が消え、落下する翔太郎。幸い川の中。

○園咲邸、地下遺跡
若菜を呼び寄せた琉兵衛。
「おまえに見せたいものが、そろそろ現れる」
「見せたいもの?」
「言い方を変えよう。おまえと一緒に見たいんだよ、若菜。記念すべきその一
瞬をね。ミュージアムの未来を見るのは、おまえがいい」
突然立ちのぼる緑がかった強烈な光。
「地球が来人を呼んでいる」

○ダム
「犯人は現場に帰る。名言だな」
エンジンブレードを持って照井登場。メモリを渡せと有馬に告げる。
「おまえか、仮面ライダーのデカってのは。そういうわけにはいかないんだよ。
俺が親分に叱られるからな」
視線の先には鈴子。2人はゾーンとビーストに変身。
照井もアクセルに変身、ビーストに向かっていく。
光の将棋盤の上を瞬間移動で飛び回るビースト。さらにゾーン自身も攻撃。

○川
翔太郎を引き上げるフィリップと亜樹子。
「また真犯人に甘さを見せて、殺されかかったね」
落ち込む翔太郎に、それでいい、完璧な人間などいないと言って、おやっさん
の言葉を思い出させるフィリップ。
さりげなく場を外す亜樹子ちゃん。
「君はまったく注意力散漫だよ。これが熊の奥に残されているのを見落とすな
んて」
紙片に書かれていた言葉は、『サムへ Nobody's Perfect』
「罪を暴きつつ、心をいたわる。それが鳴海荘吉のやろうとしていた、厳しさ
と優しさだった。君は彼と同じことをした」
「でも俺は……無力だ」
「だから Nobody's Perfect だってば。僕は大事なことを忘れていたんだ。鳴
海荘吉の遺志を受け継いだダブルは、戦闘マシンであってはならない。強いだ
けのダブルに価値はない。君の優しさが必要だ、翔太郎」
フィリップが手を差し出し、翔太郎が掴む。
「それがもし、弱さだとしても、僕は受け入れる」

おやっさんが歌う(!)バラードをバックに、フィリップの運転するハードボイル
ダーで山奥に向かう2人。

○ダム
苦戦するアクセル、ついに変身解除。
そこに到着した2人、ドライバーを装着し、いつもと逆並びでポーズ抜き変身。
「「さあ、おまえたちの罪を、数えろ」」
歌が終わり、格闘開始。

「何をしているの、来人。そいつでは何もできない」

力を抑えるのに苦労するフィリップに、全開で行けと言う翔太郎。
「俺がついていくから! こんなバチバチ、なんてことはねえ、耐え切れるさ。
おまえが相棒だと思ってくれてるうちは、俺は二度と折れねえぞ!」
一気に優勢になるダブル。そして合わせ目が光りだし、上空には鳥さんが。
フィリップの体を吸収し、光のレールに乗ってダブルのドライバーにはまる。
『エクストリーム』

メモリ空間での説明的な会話によれば:-)、地球そのものと一体化したような力
が湧き起こり、2人の心と体もひとつになった。

体の合わせ目に手をかけるダブル。
「剥けたーっ」もとい、「ダブルが開いたーっ! しかも中見えたーっ」

○地下遺跡
「なんなの、この光。すごく綺麗。これが私に見せたいものですの?お父様」
「そうだ。この時を待っていたのだ。エクストリーーム!!」

○ダム
シュラウドさんの説明的な独白によれば:-)、今のダブルは地球という無限のデ
ータベースと直結している。
「このダブル、および敵のすべてを閲覧した」
「「プリズムビッカー」」
体から大きな剣が出現、プリズム・メモリをセットし、盾と分離。
ふたたびゾーンと瞬間移動攻撃を始めるビーストだが、ダブルは難なく対応。
『プリズム・マキシマムドライブ』
ダメージを受けたビースト、傷が治らない。
ゾーンが攻撃するが、ダブルは盾で防ぐ。
剣をふたたび盾に挿し、サイクロン・メモリをセット。さらにヒート、ルナ、
ジョーカーも。
色とりどりの光線で、ゾーン撃墜。
続いてもう一度四連マキシマム、今度は剣でビーストを倒す。
「新しいダブルになった。俺、おまえについていけたんだな」
「ああ、翔太郎。君と僕が完全に一体化した姿だ。サイクロンジョーカー・エ
クストリーム」
変身解除するとその場に2人が出現。

照井に連行される有馬夫妻。

「まさかエクストリームにまで到達するなんて。どこまで私の計算を超えるの、
左翔太郎!」

○神社
《有馬鈴子の犯罪が発覚し、事件は幕を閉じた。だが、それは尾藤さんにとっ
ては最もつらい結末だったはずだ。俺は何と言ったらいいのか――》
「しけた面すんな!」ペシッ。
味が落ちると言う尾藤に、エリザベスとクイーンが同調。CDの次はりんご飴
をプロデュースって、なんでやねん。
「いいか、事務所つぶしたらいかんぞ、後釜」ペシッ。
「……おう」
「おめえがくれた旦那の形見、大事にすっからよ」
熊と写真、そしてメッセージの紙片は、ちゃんと店に飾ってあった。

《俺とフィリップは新しい力を得た。これからも俺は必死で走るしかなさそう
だ。追いつかなきゃいけない人が、たくさんいるからな》

○CM
「赤青黄だぞ。信号機見たら思い出せよ!」
よう見てみい!!! とつっこまれてますが。



胴体に透明パーツが入っていかにも動きにくそうだけど、地球データベースの
おかげで常に敵の先手を取れるから、あまり動かなくていいらしい(^^;

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp