雪…の続き
そんな訳で、朝の4時に起き出したにも関わらず、降りしきる雪
または雨の状況とそれに伴う交通麻痺の様子をテレビとパソコン
で注目しながらまんじりともせず機会をうかがっていた、その間
積み録してあった映画を見る「モーターサイクル・ダイアリー」
結局全部見てしまう、よりによってロード・ムービーなんぞ観て
しまったので余計に外に出かけたくなり、おまけに頭はスペイン
語になる(←主体性のない)
10時過ぎに空が晴れてきたので登山の荷物をわらわらと抱えて
駐車場走り、どんでくえすたあらはーりょ、と訳の分らない言葉
をはきながら土曜というのに異常気象のおかげでで奇跡的に空い
ている中央高速を相模湖ICに向かう、そこから国道20号に降
りたら陣場街道へのわき道に折れ自動車がすれ違うも心細い幅員
の狭い県道をうねうねと走る(正直言って、3ナンバーの自動車
の走れる道路ではない)それでもなんとか1台ともすれ違うこと
なく鎌沢バス停まで到着、そこから鎌沢という山道に曲がり登山
客用の駐車場、その名も「県立鎌沢駐車場」(いかにも甲子園に
一回戦で敗退しそう)になんとか着いた、勿論先客は1台もなす
「わたしばかよね♪おばかさんよね〜」と、鼻歌を歌いながらも
ペットボトルと雨具しか入っていないディバックを背負い、信じ
られないくらいの急勾配の村道(舗装されていて、どうやら住民
の自家用車が行き来している)を歩き出す
この辺りは斜面を使った茶畑がそこかしこにある(けど、生憎の
雪をかぶっているのですこし分りにくい)そして桜が満開の山里
なんだけど、お昼頃近くというのに人があまりいない、急斜面の
道を雪解けの水が滝のように流れ落ちてくるのに逆らい歩き続け
なんとか三国山登山口に辿り着く、しかし今日の目標は先週挫折
して行き損ねた生籐山で三国山の隣にあるらしい、登山口は普通
の民家の玄関先にあり、そこにじいさんばあさんが日向ぼっこを
している、挨拶はしたがこんな天気に山に登る酔狂を笑われた
登山口から先はマジに山道で雪が積りぐちゃぐちゃで滑るし濡れ
るし歩きにくい、昼過ぎから陽の光が差してきて、近くの山くら
いは見通せるけど山の林間は霧が立ち込め、頭上からは樹の枝に
溜まった雪の塊が落ちてくるので油断がならない、途中で登山客
とすれ違う、まあひとりくらいはいるだろうと思い直していると
登っていくにつれて段々増えていき三国山の山頂は団体客が占拠
状態だった、なんなのだろう雪山登山の練習をしているのか次々
と団体の登山客とすれ違う
生籐山は高尾山から陣場山までの縦走路の和田峠を挟んで延長上
にあるので普段は多いのは分るけど、こんな天気のときにどうよ
和田峠から登れば高岩山、醍醐丸、連行峰、芽丸、生籐山そして
三国山と縦走することができるのだけど、今回はこの逆方向から
出発したわけだけど、今日は時間が無いので和田峠までの峰道を
辿るのはやめて連行峰を過ぎた辺りの尾根道を降り、陣場街道の
和田バス停に出る、そこから山里を縫うように走る狭い陣場街道
を歩いて鎌沢駐車場まで戻り自動車に乗り込み、そのまま帰る
登山靴はゴアティックス防水のはずなのに、靴下はだしのしみた
キツネうどんのおアゲ状態、足元は泥だらけで玄関で全部脱いで
そのまま風呂に入る
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のりたま@ハラハラしたけど山に登れて満足
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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