日本が提唱した核の鑑識はうまくやれるのか
オバマ主催の「核管理サミット」は閉幕した、オバマの言う「核テロは国際安全保障の最も挑戦的な脅威」という認識は正しい。
このサミットで日本は、その技術力をもって、核の指紋検査とも言うべき「核鑑識」の技術を日米で確立し、普及することを提案し、歓迎された。
これは、核の素性を鑑別して、その出所を突き止め、核流出を防ぐための一助としようとするもので、それがうまくゆけば有効な手段になると思う。
しかし、そのためには、各国の核の特性を登録する必要があるはずだが、これは極秘にしたいものであるから、北朝鮮、イスラエル、イランなどがこれに応じることは考えられないと思う。
特に、核を流出させる可能性が高い、北朝鮮、イランなどでは、その可能性はないと考えざるを得ないのではないか。その場合には、この技術が確立しても、その効果発揮は大きく限定されてしまうのではないか。
その対策が必要である。
村上新八
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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