普天間問題は鳩山政権も行き詰まっているが、沖縄の全面積の10%も占める米軍基地は、米国の世界戦略上最重要な基地で、米国外にある最大の軍事基地として、米軍の訓練、軍用品のあらゆる軍用機の部品補給、修理、テスト、検査、研究などのセンタ−でもある、という重要性を持つところなのだ。だから、簡単に手放すわけにはゆかないようである。それは反永久的に変わらないであろう。
 それは分かるが、他方において、住民が一生涯、米軍基地による不安、騒音、危険に耐えねばならない、計り知れない苦悩も理解すべきである。
 ここは、米国も大きく譲歩して、居心地の良い戦略基地として共存できる遣り方を考えることが賢明なのいなのではないか。
 村上新八