民主党の有力な支持団体がある連行の静岡支部が、小沢に反旗を翻した。
 夏の参院選に静岡選挙区で民主党候補を二人擁立する、という小沢の決定にNOを突きつけたのである。
 小沢の言い分は、「二人区の場合は二人の候補を擁立することに決めているから静岡だけを例外扱いにはできない」というもの。
 しかし、支持率がこれだけ低下しているのに、二人擁立は、共倒れになるだけだ。支持率の低下は、小沢の「政治とカネ」問題が最大の要因であるから、小沢の辞任と二人擁立を並行させるなら、考えてみてもよい、というのが連合の言い分である。
 いずれの言い分も筋は通っているが、現下の情勢を考えれば、連合に言い分に分があると思う。
 二人擁立は、民主党の支持率が50%台に回復しない限りは無理である。
 それには、小沢の幹事長辞任と普天間問題の円滑解決が最低条件である。
 村上新八