日本で、農薬「メタミドホス」が混入された中国産餃子で中毒事件が発生したのは2年前だが、その容疑者が中国で逮捕されたことが報じられた。
 メタミドホスが付着している注射針2本も側溝から発見されたという。
 中国は、当初は日本国内での犯行だと主張していたが、その後中国国内でも同じ製造工場からの餃子中毒が発生していたのだ。
 容疑者は、給与の不満などで、工場側に復讐するためであったとしている。
 注射針発見の時期は公表されてはいないが、それは早いうちに発見されていたものであることは確かであろう。
 いまで隠していたものを、何で今になって、という疑念を抱かざるを得ない。
 北京オリンピック開催を控えて、中国の食の安全について、疑念を拡げないように、との政治的配慮があったのであろう。
 独裁国家のやることはこんなものだという証例だと思わざるを得ない
 村上新八