イスラエル軍は、20−21日に掛けて、ヨルダン川西岸と東エルサレムでのイスラエル占領地のユダヤ人住宅建設に反対して、抵抗するパレスチナ人と衝突し、パレスチナ人4人を殺害した。
 これについて、シスラエルのネタニヤフ首相は、「占領地の入植住宅建設は従来の方針通り、今後も続けると述べている。
 米国や国連は、パレスチナの穏健派ファハタ議長の和平仲介交渉の条件としての要求を受けて、占領地での入植計画の凍結をイスラエルに求めているのに対する公然とした拒否行為である。
 ネタニヤフは和平を求めず、ひたすら占領地の取り込みを推進するだけ、米国もこれを止めることができないのだ。
 これは、パレスチナの和平を遠のかすだけでなく、イランのイスラエル憎悪の炎の油を注ぎ、核兵器開発に拍車を掛けることになることは必至であろう。
 村上新八