真木子です。

あんなジャケットイラストじゃ、「ハイペリオン外伝」とは気付かないぞ(^^;
歴女じゃないし大河ドラマも観ない私には、幕末キャラは名前に聞き覚えがあ
ればいいほうなんだよなあ。


第26話「Pの遊戯/亜樹子オン・ザ・ラン」

○前回の続き
堀之内を最低だと責める亜樹子。
「娘さん、あたしに人形を取り返してって頼みに来たのよ!」
「嘘をつくな!」
「本当よ! あなた自分の娘を愛してないんでしょ! だから娘のこと何もわ
かってないのよ!」
堀之内は怒ってパペティアー・ドーパントに変身するが、仁王立ちで睨みつけ
る亜樹子にストップ。そこに亜樹子を迂回してルナトリガーの光弾が命中。
『ウェザー』
急にあたりが霧に包まれる。視界が晴れたとき、ドーパントは消えていた。

○井坂医院
「私は今、ある新しい治療法を試そうとしていましてねえ。パペティアーのメ
モリを研究させてほしいんです。だからあなたを助けた」
代わりの人形として示したのは、待合室にいる若菜。

○鳴海探偵事務所
にらめっこしても何も起こんねえよ、と翔太郎が人形の頭を叩いたら、
『ほっといてよ』
ぎょっとして身を引くと、人形の陰からカエル君が。
録音した声をあらゆる音声に変換できるガジェットだと。何をさせたくて送っ
てきたんだ、シュラウドさん……
亜樹子の声を録音、再生すると翔太郎の声で、『やめてよ。今そんな気分じゃ
ないし』
人形の膝に乗ったカエルを見た亜樹子、カエルのポシェットをさげた女の子と
人形に会っていたことを思い出す。
大阪から来たばかりの頃、泣いている女の子を見つけた。橋の下に落ちていた
人形相手に、痛いとこある?などと会話してみせた。
『お姉ちゃん、お人形とお話しできるの?』
『ちゃんとお人形の声を聞こうとすれば、きっとあなたにもお話ししてくれる
わよ』
そして、困ったことがあったら来るようにと、名刺を人形のベルトに挟んだの
だった。
「そっか。だからあの子、あたしのところに!」
人形を抱いて飛び出していく。

○あの日のベンチ
リコの姿はない。だが、がっかりして人形を寝かせたら、現れた。
気がつくと人形が消えているが、とりあえずリコを警察に連れて行こうとする
亜樹子。だが、リコは「人形の声を聞いて」と繰り返す。
「あれはね、お芝居だったの。泣いているあなたを笑わせたくて。本当は声な
んて聞こえない。だって人形は人形だもの!」
駆けだすリコ。翔太郎が来て亜樹子に声をかける間に、リコの姿は消えた。
「どうしてこうなっちゃうんだろ」見ると人形は元の場所に。「もう、なにが
人形よ!」ベンチから払い落す。
そのとき、照井から亜樹子に「大事な話がある」と電話。

○井坂医院
井坂はドライバーを若菜に返し、ドーパントになるよう言う。
「え? でも昨日はその必要はない――」
「黙れ!」
現れたパペティアーが糸をつなぎ、若菜は操り人形に。

○堀之内の家
入っていった翔太郎と亜樹子、「こりゃ相当すさんだ生活してたな」
照井の解説によれば、堀之内は妻を病気で亡くし、娘と二人きりで暮らしてい
た。だが娘の里香子は、1か月前に交通事故で死亡。
反論する亜樹子だが、遺影を見て絶句。
「堀之内の娘はもうこの世にはいない。これ以上、所長が心配することは何も
ないんだ」
では“リコ”は誰なのか。照井はディスクを再生。
里香子に人形をプレゼントした堀之内が、名前を尋ねる。
『じゃあ、里香子の妹だから、リコ!』
「リコというのは人形の名前だ。所長、君は疲れている。休んだ方がいい」
「人形……。もしかして、あたしの目の前に現れたリコちゃんは、あの人形自
身だったのかも! あ、あたし、なんてこと!」
駆けだしていく亜樹子。

○ベンチ
人形はゴミ収集車に投げ込まれるところ。
走り出す車を叫びながら追いかける亜樹子。通りかかったウォッチャマンの
“ふうとくんバイスィコー”を奪って追う。

○堀之内の家
「所長を安心させようと思ったんだがな」
仮に本当に人形が会いに来たのだとしても、ただの人形に対して親身になると
いうのが照井には理解できない。
「それが、鳴海亜樹子なんだよ。たとえ相手が人形でも、泣いていてほしくな
い。あいつはきっと、そういう奴なんだ」
だったら亜樹子が後悔するのを見越して、人形を拾っておいてあげようよ。

○鳴海探偵事務所
クレイドール・ドーパントが、ドアを爆破して入ってきた。
ガレージに逃げ込むフィリップ。
「隠れるな!」
「その声は、人形遣い」
吹っ飛ぶフィリップ。電話も手から弾き飛ばされた。
ドーパントは照井刑事ではなく亜樹子に怒りを抱いている。
ようやくファングが来たが、クレイドールの攻撃を止め切れずに吹っ飛んだ。

○追跡中の亜樹子。
焼却場まで来て、ようやく車の前に回り込んだ。
「この中に、あたしの依頼人が!」

○鳴海探偵事務所
やられる、と思ったとき、ガンナー君が登場。砲撃がクレイドールに命中。

糸が切れて唸るパペティアー。
「あの小娘だけは、絶対に捜し出してやる!」

破片から復活したクレイドール、
「よくもあたしに、こんな辱めを! 許さない!」
後ろにいるフィリップに気づかず出ていく。
フィリップは翔太郎に電話、亜樹子が狙われていると伝える。

○焼却場
ゴミを次々と放り出し、人形発見。
「ごめんね。あたしがもっと早く気づいてあげればよかったのに」
『お父さんに、泣かないで、って』
「優しいね、リコちゃん」
そこにパペティアー登場。

○井坂医院
怒鳴り込むクレイドール。タブーが止めようとするが、聞かないので実力行使。
ぶつかりあった攻撃は、タブーの方が力負け。
「この威力……」
「ごめんなさい! あたし――」
若菜の手を払いのける冴子。
「いいのよ、気にしなくて」
井坂を見つめる。

○焼却場
里香子の思い出を書いた小説をけなされ、娘を愛していないと言われたと憤る
パペティアー。
「だから復讐するの? そんなの、里香子さんが悲しむ! それに、リコちゃ
んだって」
ただの人形だと一蹴し、亜樹子を縛って吊り上げる。
「お願い、人形の声を聞いて」
「黙れ黙れ黙れ。おまえの声は耳障りだ」
ナイフを投げつける。落下する亜樹子を、ダブルがキャッチ。
次の瞬間、スリッパでパコン。「来るのが遅いよ、翔太郎君」
パペティアーを牽制するアクセルは、「そう言うな、所長。左がいちばんあん
たを理解してる」
「あー、バカ! 余計なこと言うなよ」
「どいつもこいつも、私をコケにしやがって!」
ドーパントはラッパを吹いて不協和音攻撃。苦しむ隙に、亜樹子を縛り付けて
口を封じ、アクセルに糸をつないで操り人形に。
ダブルを攻撃するアクセル。ダブルはサイクロンメタルになって対抗。
「パペティアーは、アクセルの能力を最大限に引き出している」
「どうしたらこの状況を打ち破れる」
「そうだ翔太郎、あれを使おう」
止めを刺そうと振りかぶるアクセルに、『やめてよ』と亜樹子の声。もちろん
本人は口を封じられたまま。
足元のカエル君に驚くドーパント。その隙に攻撃。糸が切れ、亜樹子とアクセ
ルが解放された。
「よくも好き勝手にやってくれたな」
アクセルの攻撃でよろめき、最後はダブルのメタルツイスター。
堀之内は妻と娘の写真を取り出してなでる。
「すべて失った。妻も、娘も。もう私を愛してくれる者は、誰もいない」
「リコちゃんがいるよ。この子、言ってたよ。『お父さん泣かないで』って」
人形を受けとっで、泣き笑いで抱き締める堀之内。
『ありがとう、お姉ちゃん』
振り向くと、少女姿のリコがいた。
「よかったね、リコちゃん」

○井坂医院
直差しと同じになるように、若菜のドライバーを調整したと言う井坂。
「そんなことをすれば、やがては精神を――」
「常人ならね。ドライバーは、ドーパントとしての進化を阻害している。そん
なものに頼る限り、あなたも本当の強さは手にできない」

○報告書の時間
《亜樹子は本当に人形の声を聞いたのか? フィリップは、それが事実なら、
パペティアーのガイアメモリが、操られた人形に何らかの作用を及ぼしたのだ
ろうと言った。でも俺には思える、あの人形が本当に堀之内のことを思って、
亜樹子に依頼しに来たんじゃないかって》

カエル君のメモリに声を録音して遊んでいる亜樹子。再生すると、照井の声で
『所長、君は美しい。最高の女性だ』

《真実は分からない。だが、まあいい。この街にはミステリアスという言葉が
よく似合う。美しい謎は謎のまま。それも悪くない》


次回はハリケンブルーが透明人間。
戦隊ヒロイン出演シリーズなのか?

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp