真木子です。

トッケリク星人……クリケットって、コオロギだっけ? 「趣味/静かな環境
での曲作り」というのが笑える。
普通にヘビメタを聴いてる私としては、ジミー中田のスピック(「Love Wars」
のボーナストラックに入るらしい(^^;)のほうが絶対に苦痛です。

歩くダイスオー、もといデータス君は、なんかロボットコメディ調だぞ。

まだ覚えられないオープニング主題歌(エンディングは覚えやすいんだけど)
ですが、戦隊シリーズで本格的なPVは初めてかな?
http://www.youtube.com/watch?v=Zsr-c6K_d9E


第25話「Pの遊戯/人形は手癖が悪い」

もう半分過ぎちゃったんですねえ。放送期間が変わったから、時期の感覚がつ
かめなくなってる。

○鳴海探偵事務所
《風都。この街にはミステリアスという言葉がよく似合う。今回、俺たちの事
務所に、いや、亜樹子のもとに舞い込んだのも、なんとも不可思議な事件だっ
た》

フィリップ宛の郵便。黒い封筒に、差出人の名はなし。「興味深いね」
亜樹子は『少女と人形の家』という本を読んで泣いている。「この主人公の少
女が、健気で健気で」
封筒から出てきたのは、 FROG のギジメモリとガジェットの設計図。シュラウ
ド、とつぶやくフィリップ。さっそく作ってみるためガレージへ。
ひとり残った亜樹子に、いつの間にか現れた幼い少女の声が呼びかける。
リコと名乗った少女、「ねえねえお姉ちゃん、人形の声を聞いて!」
「人形? どこにあるの?」
「違うの違うの! ねえねえ聞いて聞いて!」
バタバタしていたリコ、急に紙を差し出す。そこにはひらがなで二つの住所が。
ガレージから出てきた翔太郎に少女のことを訊こうとするが、気がつくとリコ
は消えていた。

○一軒目の住所、ウィンドキャッスル
衣装や内装から占い師か何かかと思ったら、文芸評論家の唐木田有紀。
人形なら今朝届いていたから持って行けと言う。奥の部屋に行ってみると、真
っ赤な箱に入った人形が。
『少女と人形の家』が置いてあったので声をかけると、唐木田は「自分の娘を
モデルに美化した、親のエゴ丸出しの小説」と酷評。
「で、でもぉ、親の愛の深さ!みたいなのは感じたけどな〜」
「所詮は金儲けよ。その作者、子供のことなんてこれっぽっちも愛しちゃいな
いわよ」
気がつくと人形が消えている。続いて唐木田も。
と思ったら、悲鳴。唐木田が豹変した人形に襲われている!
助けに入った亜樹子も攻撃を受け、最後は唐木田が窓から突き落とされた。
気がつくと人形は元通り。

超常犯罪捜査課の面々が到着。殺人未遂容疑者として追及される亜樹子。
照井は一つだけ質問。「襲われた唐木田は、人形が誰かから送られてきた、と
は言ってなかったか?」
駆けつけた翔太郎にも「呪いの人形はねえだろ」と相手にされず、自分の手で
潔白を!と逃げ出す亜樹子。
人形が消えているのに気づく照井。

○二件目の住所
ちょうど出て行った車が、突然道を外れて激突。駆け寄った亜樹子がドアを開
けると、例の人形が運転席の男・多摩千太の首を絞めている。
人形を引き離して投げ捨てる亜樹子。逃げていく多摩。
亜樹子ちゃんと人形の攻防戦。そこに照井のバイクがやってきて、人形を跳ね
飛ばした。
逃げる人形を追う二人。

○廃車置き場
照井はアクセルに変身。人形は器用に車を活用して猛攻。引き倒されたアクセ
ル、ピンチ!
「やめなさいよ、この化け物人形!」
ん?と元のきれいな顔で振り向く人形。
『エンジン・エレクトリック』
電撃で吹っ飛んだ人形は、そのまま逃げた。
「竜君! あたしの言葉、信じて来てくれたの? やだ〜嬉しい♪」
実は似た事件がすでに2件発生していた。
「呪いの人形なんかじゃない。きっと、ドーパントだ」

○井坂医院
「ドーパントの肉体は、受け手の感性しだいで美しくも醜くもなる。冴子君。
その点、君の体はとても美しい」
だが、今日は完璧ではない、何か不満なことがあるのではと指摘。
不満の原因は、好き勝手に生きている妹。
「私のために戦うのが、あの子の使命。ねえ、若菜を治療してくださらない? 
完璧なドーパントに」
「いいですよ、君の、頼みなら」
舌なめずり。

○ガレージ
蛙君を作り始めるフィリップ。検索を頼みに来た照井を忙しいと拒否すると、
協力してあげなさいと所長命令。びったり照井にひっついている亜樹子、「竜
君はとーっても頼りになるんだもん。どっかの誰かさんと違って!」
実力行使を受けて諦めたフィリップ、検索開始。

人形のキーワードに、襲われた人間の名前を加えていく。雑誌編集長、稲田筒
美。SF小説家、橋本十毬。文芸評論家、唐木田有紀。コラムニスト、多摩千
太。
共通点として、この4人に作品を酷評された小説家が浮かんだ。堀之内慶應。
「え、それって、この小説の作者だよ」
亜樹子が『少女と人形の家』の著者紹介ページを開いて見せる。一緒に写って
いる娘の名は里香子。リコだ。
人形ドーパントの正体はこの少女かもしれない。ガイアメモリを使ったのは堀
之内だろう。
まだ怒っている亜樹子、翔太郎を突き落として、竜君と調査に向かう。

○書店
堀之内のサイン会。証拠はないしと亜樹子が歯噛みしていると、照井は「任せ
ろ」と近づいていく。
「自分の娘をモデルに、よくこんな安っぽいお涙頂戴の話が書けるもんだ。娘
のこと、愛していないんだろう」
さらに、刑事の身分を明かしたうえで、「おまえの小説をけなすと、命令され
た娘が命を狙いに来る、という怖い噂もありますね」
「いや〜、貴重なご意見のお礼に、あらためて私の作品をお送りしますよ」
「楽しみに待ってます」

○遊歩道
照井は、人形の襲われた4人のセリフで挑発したのだった。感心する亜樹子に、
「お姉ちゃん。人形の声を聞いて」とリコの声。
聞いて聞いてとしか言わないリコに、警察に行こうと手を引いて歩きだすが、
照井が声をかけた時にはリコの姿はなかった。

○井坂医院
「若菜君。君を完璧な存在にするために診察します」
ガイアメモリを使いたくないと思っていると指摘。ドライバーを預けるように
言う。

○超常犯罪捜査課
照井に対する愚痴を並べる翔太郎に、おまえも相当みっともないと刃野のツッ
コミ。
「本当は自分が亜樹子所長にべったりと頼られてえんだろ? ふん。世間じゃ
そういうのをな、ジェラシーっていうんだよ。はっはっは」
そこに真倉が赤い箱を運んできた。中には人形。
翔太郎の警告を無視して人形を抱きあげた真倉が噛みつかれた。身軽に飛び回
る人形に攻撃され、刃野と真倉はダウン。
照井と亜樹子が入ってきて、人形を段ボール箱に掴まえたが、人形はナイフで
箱を切り裂き始めた。
照井はアクセルに変身、飛び出した人形を追う。翔太郎はフィリップを説得し
てなんとか変身。

○屋外
けっこう苦戦しているアクセル。しがみつく人形にエレクトリック。
ようやく登場したダブルに対し、人形は余裕のポーズ。サイクロントリガーに
なったらトリガーマグナムを奪われた。ダブルとアクセルを撃つ。
「やめて、リコちゃん!」
亜樹子の声に、元の顔で振り向く人形。その隙に攻撃するライダーたちだが、
逃げられた。
「翔太郎、スパイダーショックだ」
蜘蛛が走っていき、人形を捕まえて引きずってきた。ナイフで紐を切り再び襲
ってくる人形に、アクセルがメモリブレイク。
だが、メモリは排出されない。ただの人形だ。犯人は人形のドーパントではな
く、人形を操るドーパントだった。
操り糸が見えた。ルナトリガーで攻撃すると、パペティアー・ドーパントがよ
ろよろと出てきた。
「待て、もうやめてくれ!」
変身を解く堀之内。
「よかった、リコちゃんがドーパントじゃなくて」
亜樹子が人形を抱き締めると、人形はリコの声で、「お姉ちゃん。人形の声を
聞いて」


お涙頂戴の話と聞いて、なんとなく「一杯のかけそば」を思い出しました。
あれを実話だと信じた人がいる方が不思議だったなー。

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp