トヨタ車の低速走行時のブレ−キの利きを巡るリコ−ル問題で、米議会の公聴会が開催され、日本時間25日には豊田社長が召喚される。
 リ−マンショック以来のビッグ3の極端な売上不振もあって、世界の自動車メ−カ−のトップに躍り出たトヨタを叩く絶好のチャンスとばかり、カネ
貰ったかどうかは定かではないが、ビッグ3から頼まれた議員連が競って、トヨタバッシングに狂奔している感じである。
 これに対して豊田社長は低姿勢で、リコ−ルが遅れた非を詫び、今後の信用回復に努めることで勘弁してもらおうとするようである。
 アメリカでは、何事でも「I am sorry」と言ったほうが負けだ、と言われる国だが、この豊田社長の姿勢はどういう反応を起こし、どういう影響があるのか、その点が気になるところだ。
 が、この米議会のらんちき振りはとて見てももフェアとは言えない代物である。
 村上新八