野党転落後、自民党と距離を置き民主党に接近しつつあった公明党が
“第三極路線”のみんなの党(渡辺喜美代表)と政策協議の場を設け、
連携を模索することになった。夏の参院選での選挙協力に発展する
可能性もあり、与野党双方に波紋を広げそうだ。

 「連携したり、意見交換していくことは大変結構なことだ」。
みんなの党の渡辺喜美代表は19日の記者会見で、政策協議開始を評価した。

 渡辺氏は、所属6人では議員立法に必要な人数も満たさないミニ政党の
現状を説明、国会活動での協力に期待感を示した。
選挙協力に発展する可能性については「取り組む課題が違うのに選挙協力
することはあり得ない。課題が同じかどうか、今後の話し合いの過程で
分かっていく」と含みを残した。

 政策協議は公明党が提案。井上義久幹事長と漆原良夫国対委員長が
18日、国会内でみんなの党の江田憲司幹事長、山内康一国対委員長と
会談し、公明党が重視する政治資金規正法改正に加え、みんなの党が
主張する公務員制度改革と道州制導入の推進で一致した。

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                              2010/02/19 20:12 
【共同通信】