真木子です。

始まりました、『ゴセイジャー』。
カードシステムは基本デザインが結局ほとんど同じになっちゃうんですね。ア
ラタの説教で新しい絵が出るわけではなかったけど:-p ディケイドが通りすが
って勝手に使ってもいけそう。それにしてもテンソウダーは顔が気持ち悪い。
天使は首が長い:-)。アラタはレッドには珍しく美少年タイプだが、中身はわ
りと熱血おバカ。
敵は宇宙人で昆虫モチーフですか。なんかブレドランはアクマロに、ドレイク
はラビットイマジンに見える。
最後の必殺技は「パニッシュ!」・・・お仕置き・・・


第22話「還ってきたT/死なない男」

○前回の続き
照井は、綾の右足の怪我で正体に気づいていた。
「俺にメモリを渡せ。もう復讐は終わった。これ以上罪を重ねるな」
だが綾は、本当の敵はまだ他にいる、メモリの力を使って復讐すると言う。
なら仕方ない!と襲いかかるアクセル。その剣をダブルのメタルシャフトが止
める。
「またぶち切れやがって。変身解除した人間を攻撃したら、どうなると思って
んだ!」
「彼女のためだ! どけ!」
その間に綾は姿を消した。変身解除する二人。
「答えろ、照井! いったいなに考えてやがる!」
「俺に質問するな」

○鳴海探偵事務所
何があったんだとわめく真倉を、亜樹子が乱暴に追い出す。
今回は照井の判断が正しいと言うフィリップに、翔太郎は、悪の組織と戦う決
意を話した彼女なら、メモリの力に打ち勝てると主張。
「ハーフボイルド。君は忘れてないかい? すでに九条綾は、本来法で裁くべ
き人間の命を二人までも奪った。僕たちには、彼女を止める責任がある」
「・・・」
綾を捜しに出ていく翔太郎。

○超常犯罪捜査課
照井が資料を見ているところに入ってきた刃野、「また風吹岬。ここって溝口
刑事が飛び降りた場所ですよね」
「“また”とはどういう意味だ」
さっき翔太郎に呼び出されて教えたと聞き、飛び出していく照井。

バイクにまたがったところで電話。
『照井竜。俺が誰だかわかるか?』
「何者だ」
『おまえの家族の悲鳴は、なかなか良かったぞ』
「まさか、Wのメモリの持ち主!」声を変えてるけど、女だと思うぞ?
今すぐ戦えと叫ぶ照井。

○建築現場
やって来た照井の上に、大量の鉄骨が落下!

○風吹岬
花束を持ち、海を見つめて口笛を吹く綾。
翔太郎が近づく。「きっと綾さんがここにいるような気がして」
「なかなかの名探偵ね」
事実の分析は苦手だけど、心情を読むのは得意なようです。
自首して罪を償うように言う翔太郎。
「あなたは応援してくれると思ってた」
「ハーフボイルドだって相棒に言われて、目が覚めました」
だが綾は、自分はすべてをなくしてしまったから、生きるための答が必要なの
だと言う。
「明日の朝まで時間をちょうだい。もう少しで、敵組織の幹部に迫れそうなの」
なぜかこういうとき、その幹部についての情報は共有しないんですよねえ:-)
やり遂げたら自首して裁きは仮面ライダーに委ねるとまで言われ、溜息をつく
翔太郎。

○DG社
社長室にトライセラトップス・ドーパントが乱入。
「園咲冴子。あなたがガイアメモリをこの街にばらまく組織の黒幕ね」
タブーに変身する前に襲いかかって押し倒し、若菜を制止。
変身を解いた綾、阿久津の仕事を引き継ぎたいと言う。
「幹部扱いで頼むわ。私は仲間の信頼も厚いし、あの探偵事務所の三人さえ始
末すれば、私の正体は誰も知らない」照井はすでに勘定外ですか。
嘘ではないという証明に、刃野を血祭りにあげるよう指示する冴子。なにか刃
野に恨みでもあるのか?
「No problem. 簡単なことよ」綾の眼が光る。

○翌朝、風都署前
見張っていた亜樹子と翔太郎、綾が来たのを見てほっとする。
「おごるぜ。ついてきな」「一生ついていきますー」

○街中
クイーンとエリザベスが翔太郎たちを見つけ、朝カラに誘う。亜樹子ちゃんは
文句ありそうですが。

○ガレージ
ビートルフォンが鳴りながら飛んできて転がった。
「なぜ照井竜のガジェットが」
起動してみると、物陰から見つめる綾の画像が。
これってビートル君が自主的にやってるのか、それとも鉄骨の下で照井が指示
を出したのか?

○カラオケ
亜樹子ちゃんも、しっかり参加。
フィリップからの電話には、誰も気づかない。

○超常犯罪捜査課
綾に続いて照井課長にも連絡が取れなくなったと、沈んでいる真倉。刃野に昆
布茶を買いに行かされる。
階段を下りる真倉と入れ違いにエレベーターで到着する綾。
「あれ?九条。今までどこにいたんだ」
ポケットからガイアメモリを取り出す。

風都署に入ろうとして止められているフィリップ。
そこに真倉が通りかかる。

後ずさる刃野を蹴り飛ばしたところに、真倉とフィリップが駆け込む。
綾はメモリを太腿に挿してトリケラに変身。
投げ飛ばされた刃野、巻き添えになった真倉共々気絶。
「翔太郎は君を信じようとした。僕はもう遅いと忠告したのに」
攻撃をかわすフィリップ。最後はファングが防御。
デスクの陰に避難して電話。「このタイミングで出なければ絶交だ」

○カラオケ
ちょうど歌の合間で、ちゃんと呼び出し音が聞こえた。
『翔太郎! ファングに変身するよ』
わけがわからないまま急かされて、女の子たちの様子をうかがいつつ、変身。

○超常犯罪捜査課
ファングジョーカー登場。現場を見た翔太郎、驚愕。
綾は、本当に復讐すべき相手は風都という街そのものだと言う。
「溝口は、心からこの風都を愛し、護ろうとした! でもこの街は、彼を護っ
てはくれなかった。それどころか、彼の誇りをズタズタにし、蔑んだ! 許せ
ない。絶対に許せない。こんな街、なくなってしまえばいいのよ!!」

○DG社
本当に幹部にするつもりかという若菜の問いに、冴子は、
「彼女がもし勝てたなら。でも無理でしょうね。彼女、もうだいぶ混じってた
から」
ガイアメモリの強力な毒素は、怒りや憎しみといったマイナス感情と反応して、
使用した人間を暴走させ、心まで完全な化物へと変貌させる。

○屋外
警察署から外に出るのに誰も気づかんのか・・・
戦うダブルとトリケラ。
「邪魔者は消してやる。おまえらも、竜のように!」
照井を騙し討ちにしたことを認める綾。
「簡単に引っかかった。あんなに警戒心の強そうな男が。絶対に死にそうもな
い男が」
「よくわかってるじゃないか」
ボロボロになった照井が登場。
「俺は死なない。まだやらなきゃならないことが、あるからな」ドライバー、
どこに持ってたんだ?「復讐に呑まれた悲しい女。俺が救ってやる」『アクセ
ル』「へん、しんっ!」
「しぶとい男。今度こそ消し去ってやる!」
棍棒と剣で殴り合い。ダブルは、これは照井の戦いだからと、見てるだけ。
膝をつくアクセル。トリケラは、この街のシンボルである風都タワーを破壊す
ると言って、巨大恐竜に変化。
バイクに変形して追い越すアクセルだが、蹴飛ばされて戻る。そこに迫る攻撃
を防いだのは、Aマーク付きのロボット車、ガンナーA。恐竜をひっくり返す
力持ち。
視界の端で、口裂け女が指さす。
「こいつが俺の、新しい力か」
ふたたびバイクに変形し、砲台になった車に合体してアクセルガンナーに。走
りながら砲撃。
「振り切るぜ!」
砲身が割れて、熱線?攻撃。恐竜を撃破した。
メモリが砕ける。
「おまえの心は、俺が背負って生きる」
微笑んで倒れる綾。

○カラオケ
目を覚ました翔太郎、そのままカラオケに復帰。何度「Naturally」歌ってる
んだ、この連中。

○報告書の時間
《こんな仕事をしてると、やりきれない事件にぶつかることがある。人の悪意
を見せつけられるような、そんな事件だ》
そんな話ばかり書いてるのはあなたです、と長谷川圭一に突っ込みたいぞ。

真倉が来ていて、綾ともっと仕事がしたかったと嘆いている。
「彼女、ガイアメモリなんか手にしなければ、きっとすごくいい刑事だったと
思うんだ。だから俺、頑張るよ。綾さんのぶんまで、いいデカになれるように」
結局今回は全く役に立てなかったもんね、風都署の尾室君:-)
いい心掛けとおだてつつ、しっかり探偵料を請求する亜樹子所長。

《でもこの仕事は多くの人の善意とも出会う。だから俺はこの仕事を続けよう
と思う。この風都の仲間たちと》


次回、審査員席にいるのはもしや、水木アニキ?
東映HPで確認したら、審査委員長だって。

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp