イランのアフマデネジャド大統領は、3日のう宇宙ロケット発射で、ロケット発射技術の高さを世界に示したが、イランは既に、イスラエルを狙える弾道ミサイル技術を持っているものてみられる。
 ウラン型原爆の材料となるウラン濃縮施設も2箇所が建設中、さらに10箇所の建設を計画しているといわれる。
 1月26日には、イランの最高指導者ハメネイ師が「間違いなくシオニスト国家(イスラエル)が滅亡するのを目のあたりにする日がやってくるであろう」と述べている。
 これに対して、イスラエルのネタニヤフ首相は、「いかなる選択肢も排除されない」として、かってイスラエルがイラクの原子炉を攻撃し、これを破壊したように、イランの原子力施設の空爆も辞さないという姿勢を見せている。
 しかし、イラクと異なりイランの核施設は分散され、しかも地下にあるために、破壊は困難であろう。
 ハメネイ、アフマデネジャドのコンビがいる限り、近い将来、イランはイスラエルを先制攻撃する可能性はありうるのだ。
 これをどう防ぐかは、中東問題の解決しかあるまいが、国際社会の最重要課題の一つである。
 村上新八