ブッシュ政権時代に決まっていた台湾に対する米国の武器輸出ず、中国の反発に配慮して、一部戦闘機を除いて、実施されることが決まった。
 これは、オバマ政権の対中軟弱姿勢に対する世論の反発に対する緩和策の意味もあるようだが、台湾の馬政権も、中国寄りになり過ぎることへの批判を避けるねらいもあるのであろう。
 これに対して中国は激しく反発したが、これで米中関係がギクシャクするようなことはあるまい。
 むしろ、李登輝の「一辺一国」まではゆかなくても、あくまで、台湾は台湾として進むという姿勢を、中国に示した点で、大きな意味のある、適切な決定であったと思う。
 村上新八