関東地方は毎日青空に小春日和が続くので週末になるとふらふら
と山登りに出かけてしまう、というわけで土曜日に筑波山に向う

うっかり寝坊して6時に出発、中央高速から首都高を経て常磐道
を土浦ICまで2時間走り筑波に到着する高速を降りると筑波学園
都市ではない部分は普通よりも田舎で道は狭い狭い、その狭いの
国道125号線を筑波山神社看板たよりに走っていると筑波山神社
入口とかがあるので曲がる、前に行く自動車も同じ目的らしい、
そのままついていくと市営駐車場に入った、駐車場からは似たよ
うな出で立ちの人々がバックパックを背負い出てきて山に上に向
かい歩き出すところだった、慌てて用意をして先に行く人たちを
追いかける
地図は持ってきたけど、先に行く人たちは勝手に民家の間の小路
を曲りずんずん進んでいくので確かめる暇が無い、何時の間にか
山道に入り立て札を見ると、すでにそこは筑波の男体山を目指す
御幸ヶ原コースなのらしいけど地元の常連客らしく観光するでも
なく、わきめを振らずに登っていく人たちなのでした、もっとも
樹林帯なので見通しが利かない、強いて見るものがあるとすれば
登山道のとなりをらくちんに登っていく登山鉄道の車両くらいし
かない、でも木立に囲まれて薄暗いわけでもなく春の山を歩いて
いる感じで御幸ヶ原という男体山と女体山を繋ぐ峰の部分に到着
そこは登山鉄道の駅もあり、楽して登ってきた人もたくさんいる
こんどは男体山に登る、男体山は岩の塊みたいなもので、梯子や
鎖にしがみ付き登るとお社があり神主さんがいてお守りなんかを
売っている(神主さんはご苦労なことだ)
男体山にお参りしてから、また御幸ヶ原まで降りてきて、今度は
女体山に向う、目標としては女体山から降り筑波山神社に戻りた
いが、その道が分らないでうろうろする
女体山の恐いくらいの四方に展望が開けた岩の上から富士山が見
えたと喜んだあとで、なんとか白雲橋コースという下りの道を見
つける、これが山道というより岩場で下から登山客が次から次へ
と登ってくるのでもたもたせず岩を降りていかないとすごく邪魔
下から登ってくる登山客は筑波山神社からではなく、つつじヶ丘
から来ているらしい、しかしつつじヶ丘に下りてしまうと駐車場
とは反対側になるので帰れなくなる、つつじヶ丘と筑波山神社の
行き先の分岐点に注意しながら岩場を降りる、岩場を降りるのは
岩にしがみ付いて無様に降りるのと、岩と岩を飛び跳ねて降りる
のとがあるが、人目があるときはかっこよく降りたい、女体山に
登っている登山客はどういう訳か若い女性が多い、別にカッコつ
けるつもりはないけど、岩から岩へと調子よくぴょんぴょんと飛
び移り降りたいのが人情というもの、でも日頃鍛えていない体で
そううまく体が動くわけにはいかないといのも考えたら分る道理
暫くすると平坦な山道を歩いていても足がガクガクしだして2度
くらい見えない天狗さまに柔道の大外刈りを掛けられたみたいに
見事に転ぶ(でもちゃんと受身は取った)
分岐点を過ぎると道を間違える観光客が多いのか「つつじヶ丘は
反対方向、引き返せ」みたいな看板に出くわす、それがギアナの
洞窟のように執拗に続く、しかしとうとう筑波山神社に辿り着き
神社を参拝して駐車場に戻り、また高速道路をうんキロで飛ばし
14時には帰宅したのが土曜日の話、次の日はなんともなかった
さて、月曜日になり足のふくらはぎが痛くて歩けない、というか
歩くとふくらはぎが痛い、火曜日になると体全体が鉛のよう重い
水曜になりようやく体調が回復したのでした

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のりたま@でもまたどこかに登りに行きそう