CO2削減緩和止める中国の論理は間違い
コペンハ−ゲンで開催されているCOP15は予通り、先進国と新興国、途上国の間での対立が続いて「猫に鈴論議」化しているが、なかんずく中国の論理がおかしい。 06年の統計では、世界のCO2排出の21.1%が米国で第一位、20.6%が中国で第二位であるが、現在では、中国がトップになっていることは間違いない。 この世界最大のCO2排出国、中国が、京都議定書並みにCO2削減目標なしに、自主努力とし、先進国には高い目標を押し付けようとしているのだ。 地球温暖化をもたらしたのは先進国だ、中国は成長途上にある国だから、というのがその理由である。 中国の経済成長が遅れて始まったのは、他国がそれを抑制したからではなく、社会主義経済で進もうとしていたからである。それは中国自身の選択だったのだ。 既に排出されたCO2はどうにもならない。問題は、これから排出するCO2をいかに減らすかなのだ。 それに最大の排出国中国が、自分のところは勘弁してくれ、というのは全く筋が通らぬ話である。 村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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