プ−チンの繰り人形かと思われてきたメドベ−ジェフ大統領が、徐々に変りりつつある。
 彼は最近の論文や年次教書で、ロシアの現状を批判し始めていた。が、21日のペテルブルグで開催された、プ−チンのロシアの最大政党「統一ロシア」の党大会で、党の地方支部では、選挙という民主的な手続きを経ずに、行政的な手続きで物事をやろうとしていると批難した。
 これは組織的な陰謀であり、浸み民の利益を無視し、党の利益を図ろうとする非民主的行為である、と痛烈に批判したという。
 まことにまともな批判であり、メドベ−ジェフが徐々に自分流の政治をやろうとしている兆候として評価する。
 村上新八