真木子です。
余裕がないので前置きなしで。

第10話「Sな戦慄/名探偵の娘」

○園咲家の庭
ダブルを吊り上げるナスカ。それを後ろから殴りつけてダブルに襲いかかるス
イーツ・ドーパント。
「市販品ごときが、このナスカの邪魔をするな!」
三つ巴の戦いを見ていた冴子も、タブーメモリを取り出すが。
「翔太郎! 感じる、この場は危険だ!」
周囲を覆っていく黒いモノ。闇の中、テラーが笑う。
危険を感じた三人がジャンプして逃れると、闇は消えた。

変身を解いた翔太郎、「震えが止まんねえ・・・」
『僕たちは見たのかもしれない。敵の・・・根源を』

○潜入捜査中の亜樹子。
メイドの佐々木から、浅川麻衣が襲われたらしいと聞いてびっくり。
駆けつけると、麻衣は逃げたくないと言いきる。

○園咲家の家族会議。
使用人の中に一般のドーパントが紛れているようだ。
だが、ご当主の意見は、わざわざ事を荒立てる必要なし。
琉兵衛を見送った霧彦、「なぜ、お父様は僕の戦いの邪魔を」
次に何かあったら二人で片付けましょうと言う冴子、「あなたの名誉挽回のた
めに」と恩着せがましく念押し。
《仮面ライダー、ダブル。おそらくあのドーパントを追ってまた現れるはず。
お父様の興味が薄いうちに、確実に手に入れなければ》

○亜樹子を叱る翔太郎。
ドーパントがいるのにも気づかないで、って言われても、予見するのは難しい
んじゃないかなー。
素直に謝った亜樹子は、翔太郎が羨ましかったのかもしれないと言う。父親の
ことは、まだ小さかった頃のぼんやりとした記憶しかない。「だから、むきに
なってやりすぎちゃった」
「・・・俺も同じだよ。俺もおやっさんにどやされまくってた。今のおまえと
同じだ」
功を焦って依頼者の親子に怪我をさせたとき。依頼人を危険にさらす奴は、探
偵以前に人間のクズだ、自分を頼ってきてくれた人間なんだぞ、と。「怖かっ
たけど、かっこよかった」
亜樹子が危ない目にあうのは見てられないと、思い切っておやっさんのことを
告白しようとする翔太郎だが、気がつくと亜樹子がいなーい。

「麻衣さんは私を頼ってくれてるんだもん。ここで頑張らなきゃ、お父さんの
娘じゃないっ」

○博物館
ご主人様に声をかける亜樹子。明日のスイーツタイムには、使用人もすべて参
加させてほしいと頼む。「とびっきりのサプライズを用意しているんで!」
やはり博物館に来てマグマやアノマロカリスの展示を見ていた翔太郎、そんな
亜樹子の姿を目撃して頭を抱える。「すんげー嫌な予感すんな〜」
ふと目を上げると、目の前にティラノザウルスレックス。これまでのドーパン
トと展示の関連に気づいて考え込んでいると、至近距離から琉兵衛に声をかけ
られた。
「素晴らしいよねえ、地球に刻まれた記憶というものは」でもスイーツは博物
館に飾れないです。
明日が楽しみだなと呟きながら去る琉兵衛。

○地球の本棚
パティシエ、浅川勇三、浅川麻衣の三つでは、キーワードが近すぎて絞り込め
ない。
「いや、待てよ。確か奴はこう言った」
舌先を駆け巡る極彩色の甘美。この特徴的なフレーズで一冊に確定。

○スイーツタイム
メイドやシェフたちもずらりと並んでいる。窓の外には翔太郎。
皆が食べ始めたところで、亜樹子ちゃんがご登場。メイドのコスプレから探偵
のコスプレに変身。
「美少女メイドは仮の姿。その実体は、名探偵鳴海亜樹子!」
この中に犯人がいます、と指差されたのは、城塚さん。佐々木さんとともに亜
樹子の教育係にされたメイドですが、市販のお菓子を食べているような人は明
らかに違うよなー。
若菜姫、ウケてます。霧彦も楽しそう。琉兵衛はがっかり。
「なんだ、サプライズってそういうことか。お菓子のことじゃないのか・・・」
「はい、お菓子はすべて、あたしが適当に作ったものです」
おー、なるほど、と思ったら案の定、急に苦しみだした人物が。

翔太郎にフィリップから連絡。
『あの雑誌のランキングをつけたその本人が、パティシエたちを連続誘拐して
いたドーパントだ』
そのライターは、佐々木由貴子。

「食わせたの? あたしの黄金の舌先に、あんたなんかのクソ菓子を食わせた
っていうの?!」言われるまで気がつかないんじゃ、たいした味覚じゃないぞ。
スイーツメモリを首筋に刺して変身。逃げ惑う使用人たち。ご家族は動じず。
クリーム状になって伸びた腕が麻衣を襲い、亜樹子ごと飲み込んだ。
翔太郎が駆けだす。冴子と霧彦も顔を見合わせて立ち上がる。

○庭
ダブルドライバーを装着した翔太郎を目撃した霧彦、「まさかあいつが?!」
ダブルに変身するのを確認し、嬉しそう。
冴子の方は厳しい顔で、「倒すわよ、あなた」
タブーとナスカに変身し、ダブルを攻撃。
「お久しぶり。まさか忘れてないわよねえ、あたしの怖さ」
「ビギンズナイトのときのあいつだ」『なぜここまで幹部級ばかりが』

○スイーツ・ドーパントの隠れ家
亜樹子と麻衣を吐き出すスイーツ。部屋の隅に、さらわれたパティシエたちが
縛り付けられている。
評論家ではなく作る側になりたかったと言う佐々木。だが、出した店は一年も
もたなかった。代わりにガイアメモリを使い、最高の味を自分一人のものにし
ようとしていたのだ。
メモリ起動、スイーツ・ドーパントになって、亜樹子に目を向ける。
「その前に、私の舌先を汚したこいつを切り刻む!」

○ダブル対ナスカ、タブー。
割り込むリボルギャリー。
「こいつらの相手をしてる暇はない!」
ハードボイルダーにまたがり、発進。追うナスカだが、結局だめ。
「あなたそれでもナスカメモリの所持者なの? この役立たず!」

○亜樹子に迫るスイーツ・ドーパント。
危機一髪、ダブル到着。名乗るとどこからか風が吹く:-)
亜樹子には発信機を付けてあったのだ。
格闘開始。麻衣に向かおうとしたドーパントに、亜樹子の一撃。
「あたしの依頼人に、指一本触れるな!」
その姿に、おやっさんを思い出す翔太郎。
ヒートジョーカーになってドーパントをつかまえ、「助かった。あとは頼む!」
外に引きずり出し、「「さあ、おまえの罪を数えろ」」
炎のパンチを浴びたスイーツ・ドーパント、クリーム状になって姿を消した。
コウモリ君にルナメモリをセット、超音波?で木の幹に張り付いていたドーパ
ントをあぶりだす。
「熱々のデザートを、おごるぜ!」ジョーカー・グレネードで炎の分割キック!
佐々木は倒れた。亜樹子とパティシエたちが元気に脱出してくる。

○園咲家
「あの探偵の子、面白かったわね。仮面ライダーさんもなかなかやるみたいね。
意外と我が家のお婿さんより役に立ったりして」
「挑発は相手を見てしなさい、若菜」
「ごめんなさい、お姉様。お気になさっていたのね」
「お仕置きならちゃんとしておいたわ。夫は教育が肝心」

傷だらけの婿どののヌード。

○報告書の時間
『おかしな屋敷に、敵幹部の総攻撃。まったく慌ただしい事件だった。まあ、
依頼者たちの笑顔が取り戻せたのがなによりだ』

亜樹子は自作のスイーツをフィリップに勧めて、あんな目にあったのにと呆れ
られている。
フィリップの感想は、「・・・言語では表現できない味覚だ」

相変わらず親分気取りのの亜樹子に、
《だがそれもいい。あいつの中にいる、おやっさんに出会えた気がしたから。
俺がいらぬ心配をしなくとも、亜樹子には亜樹子の強さがあるんだ。強くなら
なきゃいけないのは、この俺のほうだ。いつか、あの日を受け容れなきゃいけ
ない時が来る。あの夜・・・ビギンズナイト》

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp