150億円もかけて2016年オリンピックの東京招致を目指したが、結局敗退した。 

 石原は、「東京のプレゼンテ−ションが一番良かった」と自讃、「別の政治的力学が働いた」と敗戦の弁解をしていたが、それは力学の問題ではなく、見通しの甘さだ。
 五輪の「五」は五大陸を示す。その一つ南米では、オリンピックは開催されていない。 

 貧乏だからだったが、今のブラジルは新興国群「BRICS}」の一国であり、カネもあるし、リオ市民の五輪支持率は4候補都市のなかでは最高の90%以上、それに対して東京は56%という有様であった。
 これではリオに取られるのは当然である。見通しの甘さだ。
 東京新銀行で1400億円の大赤字、五輪準備ても150億円の損失、これでは、都知事の退職金などは、到底払うわけにはゆくまい。
 村上新八