民主党政権は16日に成立するが、そのマニフェストに掲げた公約のなかて、最も懸念が大きいのは高速道路の無料化である。
 反対理由は、いろいろあるが、その中で最も説得力が高いのは、 料金収入がなくなって43兆円の借金をどうやって返すのか、道路補修費はどこから捻出するのか、ということである。
 民主党は、高速道路の出入り口を増やして、使い易くしこれに並行して計画されているバイパスや一般国道の拡幅工事をなくすことによって道路工事予算年9兆円から、借金返済2兆円と補修費は支払える、と言っている。
 この問題は、状況を十分精査して、無料化の3ヵ年計画と、その予想メリット、懸念される問題について、国民が納得できる説明を早期に示す必要があろう。
 村上新八